3.5 最大接続サブエージェント数の変更
最大接続サブエージェント数とは,マスターエージェントが接続できるサブエージェントの数です。デフォルトでは,この値は22です。この値は,/etc/srconf/agt/snmpd.cnfファイルに定義されています。マスターエージェントは,接続できるサブエージェント数以上の接続要求を受信すると,/var/adm/snmpd.logファイルに次のメッセージを出力します。snmpd.cnfファイルの詳細については,「6. 定義ファイル」の「構成定義ファイル(snmpd.cnf)」を参照してください。
AllocSubagent: runtime_MAX_SUBAGENTS exceeded
このメッセージが出力された場合,最大接続サブエージェント数を変更します。最大接続サブエージェント数を設定するには,次に示す手順をスーパーユーザーで実行してください。
操作手順
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/etc/srconf/agt/snmpd.cnfを開く。
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次の行を検索する。
MAX_SUBAGENTS 22
この値は最大接続サブエージェント数です。
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MAX_SUBAGENTSラベルの後ろに,接続するサブエージェント数を記述する。
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次の行を検索する。
MAX_THREADS 22
この値は,マスターエージェントが同時に生成するスレッドの最大数です。
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MAX_THREADSラベルの後ろに,MAX_SUBAGENTSラベルに指定した値と同じ値を指定する。
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snmpstartコマンドを実行する。
SNMPエージェントが再起動されます。
- 注意事項
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MAX_SUBAGENTS,MAX_THREADSの最小値は22です。最大値はOSが1つのプロセスで生成できる最大スレッド数に依存します。