2.8.2 IPv6アドレスの形式
SNMPエージェントで使用できるIPv6アドレスの形式を説明します。
-
「:(半角コロン)」で区切った個々のブロックで,0で始まるアドレスを持つブロックは,0を省略できます。
fec0:0001:2020:0033:4000:0500:0060:0077 → fec0:1:2020:33:4000:500:60:77
-
連続した0のブロックは,1か所だけ省略できます。省略した部分は半角コロン2つ”::”と表記できます。
fec0:0:0:0:100:0:0:22 → fec0::100:0:0:22
-
アドレスの末尾32ビットをIPv4アドレスの形式(ドット区切りの10進記法)で記述できます。
::ffff:0b16:212c → ::ffff:11.22.33.44
-
アドレスの末尾に「%(半角パーセント)」を使って,スコープIDを付加できます。スコープIDはインタフェース番号(半角数字)またはインタフェース名を記述できます。
fec0::1111:2222:3333:4444:5555%4 → スコープIDが4 fec0::1111:2222:3333:4444:5555%eth0 → スコープIDがeth0
上記の形式で記述するIPv6アドレスを表す数値として,半角数字(0〜9)および(A〜F),(a〜f)を使用できます。半角英字の大文字と小文字は区別しません。