8.2.1 JP1/Cm2/IGSの運用方式と設定
JP1/Cm2/IGSと連携する場合,JP1/Cm2/IGSの運用方式によっては,SSOおよびAPMの設定が必要です。次に,JP1/Cm2/IGSの運用方式について説明します。
(1) JP1/Cm2/IGSをゲートウェイサーバとして運用する場合
JP1/Cm2/IGSをゲートウェイサーバとして運用する場合のシステム構成例を,次の図に示します。
JP1/Cm2/IGSをゲートウェイサーバとして運用する場合,SSOおよびAPMでファイアウォールを通過させるための設定は不要です。
(2) JP1/Cm2/IGSをプロキシサーバとして運用する場合
JP1/Cm2/IGSをプロキシサーバとして運用する場合のシステム構成例を,次の図に示します。また,必要となる設定について説明します。
JP1/Cm2/IGSをプロキシサーバとして運用する場合,次の設定をしてください。
なお,JP1/Cm2/IGSでの設定については,マニュアル「JP1/Cm2/Internet Gateway Server」を参照してください。
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SSOで使用するTCPプロトコルのポート番号をファイアウォールのフィルタリング設定で通過させるように設定してください。詳細は,「付録D ファイアウォールの通過方向」を参照してください。
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SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)に次の内容を設定してください。
- リソース収集対象サーバの設定
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Getコミュニティ名:収集対象サーバのIPアドレス
ポート番号:JP1/Cm2/IGSでサービス名cm2proxysnmpに指定されたポート番号(デフォルトは「20229」)
SNMPプロキシのIPアドレス:JP1/Cm2/IGSのIPアドレス
- プロセス・サービス監視対象サーバの設定
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Getコミュニティ名:監視対象サーバのIPアドレス
Setコミュニティ名:監視対象サーバのIPアドレス
ポート番号:JP1/Cm2/IGSでサービス名cm2proxysnmpに指定されたポート番号(デフォルトは「20229」)
SNMPプロキシのIPアドレス:JP1/Cm2/IGSのIPアドレス
SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)の詳細は,「7.3.6 SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)」を参照してください。
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APMが発行するイベントの送信先に,JP1/Cm2/IGSが動作するホストのIPアドレスを設定してください。詳細は,「7.4.3 プロキシ定義ファイル(apmproxy.conf)」を参照してください。