7.3.4 監視条件定義ファイル
監視条件定義ファイルには,アプリケーションを,プロセスまたはサービスで監視する条件を定義します。
- 〈この項の構成〉
(1) 書式
監視条件定義ファイルには,複数の監視条件を定義できます。監視条件定義ファイルの書式を,次に示します。
(2) 監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内容
監視サーバおよび監視アプリケーションに関する定義内容を,次の表に示します。監視するサーバとアプリケーションの数だけ繰り返し定義してください。
キー名 |
値 |
---|---|
target |
監視サーバ名,アプリケーション名,およびシンボル表示の設定を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
|
ssocommandNW |
|
ssocommandWN |
|
ssocommandWC |
|
ssocommandCW |
|
ssocommandNC |
|
ssocommandCN |
|
ssocommandNU |
|
ssocommandUN |
|
ssocommandWU |
|
ssocommandUW |
|
ssocommandCU |
|
ssocommandUC |
|
apmcommandNW |
|
apmcommandWN |
|
apmcommandWC |
|
apmcommandCW |
|
apmcommandNC |
|
apmcommandCN |
|
apmcommandNU |
|
apmcommandUN |
|
apmcommandWU |
|
apmcommandUW |
|
apmcommandCU |
|
apmcommandUC |
|
psnumber ((1以上の整数)) |
アプリケーションに登録するプロセスの数を指定します。 |
svcnumber ((1以上の整数)) |
アプリケーションに登録するサービスの数を指定します。 |
サーバおよびアプリケーションに関する定義の注意事項を次に示します。
-
項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
-
一つの定義ファイル内に,「target」の値のうち「監視サーバ名」と「アプリケーション名」の組み合わせが同じ定義が複数ある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
-
値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
-
一つの「target」配下には「psnumber」と「svcnumber」を同時に指定できません。
-
自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(3) 監視プロセスに関する定義内容
監視プロセスに関する定義内容を,次の表に示します。なお,プロセスの種別については,「2.5 プロセスおよびサービス監視機能」を参照してください。
キー名 |
値 |
---|---|
psname |
プロセス種別およびプロセス名を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
|
pscommandNC |
|
pscommandCN |
|
pscommandNU |
|
pscommandUN |
|
pscommandCU |
|
pscommandUC |
|
cpsnumber ((0以上の整数)) |
プロセスに登録する子プロセスの数を指定します。0を指定した場合は,監視対象子プロセスの定義は不要です。 |
監視プロセスに関する定義の注意事項を次に示します。
-
項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
-
一つの監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内に,「psname」の値のうち「プロセス名」が同じである定義がある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
-
値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
-
自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(4) 監視子プロセスに関する定義内容
監視子プロセスに関する定義内容を,次の表に示します。なお,子プロセスの種別については,「2.5 プロセスおよびサービス監視機能」を参照してください。
キー名 |
値 |
---|---|
cpsname |
プロセス種別および子プロセス名を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
|
cpscommandNC |
|
cpscommandCN |
|
cpscommandNU |
|
cpscommandUN |
|
cpscommandCU |
|
cpscommandUC |
監視子プロセスに関する定義の注意事項を次に示します。
-
項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
-
一つの監視プロセスに関する定義内に,「cpsname」の値のうち「子プロセス名」が同じ定義がある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
-
値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
-
自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(5) 監視サービスに関する定義内容
監視サービスに関する定義内容を,次の表に示します。
キー名 |
値 |
---|---|
svcname |
サービス名を指定します。
|
svccommandNC |
|
svccommandCN |
|
svccommandNU |
|
svccommandUN |
|
svccommandCU |
|
svccommandUC |
監視サービスに関する定義の注意事項を次に示します。
-
項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
-
複数記述できるフィールドに同じ値を記述した場合,先に記述されているフィールドの定義を有効とし,後に記述されている定義は無効とします。
-
一つの監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内に,キー名「svcname」の値のうち「サービス名」が,同じ監視サービスに関する定義に複数ある場合は,先に記述されている監視サービスに関する定義を有効とし,後に記述されている監視サービスに関する定義は無効とします。
-
監視サーバと監視アプリケーションに関する定義でキー名「svcnumber」に記述した数だけ繰り返し記述してください。
-
自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(6) 定義例
監視条件定義ファイルの定義例を次に示します。