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JP1 Version 10 JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド


19.15.2 SNMPトラップインシデントの自動トリムを有効にする(インシデントのアーカイブを作成する場合)

データベース中のSNMPトラップインシデント数(syslogメッセージを含む)が80,000を超えた場合に,SNMPトラップインシデントの自動トリム機能によって,60,000個のSNMPトラップインシデントを削除したいときには,次の手順を実行してください。なお,この手順ではインシデントのアーカイブを作成します。

  1. 次のファイルを編集する。

    • Windowsの場合:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties

    • UNIXの場合:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties

  2. 次の行を探す。

    #!com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage=50
  3. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage=80
  4. 次の行を探す。

    #!com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete=25
  5. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete=75
  6. 次の行を探す。

    #!com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting=Disabled
  7. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting=TrimAndArchive
  8. 編集したファイルを保存してから,次のコマンドを実行してNNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart

com.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimitのデフォルト値は100,000です。この場合,データベース中のSNMPトラップインシデント数(syslogメッセージを含む)が80,000を超えた場合に,次の式によって60,000個のSNMPトラップインシデントが削除されます。

com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage X
com.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimit X
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete

削除したインシデントは次のファイルにアーカイブされます。

NNMiサービスを再起動するまではアーカイブファイル名は固定であり,同じファイルに追記されます。