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JP1 Version 10 JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド


19.8 レベル1オペレータがステータスのポーリングおよび設定のポーリングを実行できるように構成する

NNMiでは,NNMiレベル2オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,アクセス権があるノードに対してステータスのポーリングと設定のポーリングを実行できます。

NNMiを変更して,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントがステータスのポーリングおよび設定ポーリングを実行する場合は,次のようにします。

  1. [設定]>[ユーザーインタフェース]>[メニュー項目]>[ステータスのポーリング]フォームを開く。

  2. [メニュー項目コンテキスト]タブから,変更しなければならない[必要なNNMiロール/オブジェクトのタイプ]項目の各エントリを開く。

  3. レベル1オペレータにステータスのポーリングを実行させたい各オブジェクトタイプについて,[必要なNNMiロール]の値を[オペレータレベル1]に変更する。

    このステップによって,NNMiレベル1オペレータユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,指定されたオブジェクトタイプのステータスのポーリングアクションを表示できるようになります。

  4. [設定]>[ユーザーインタフェース]>[メニュー項目]>[設定のポーリング]フォームを開く。

  5. [メニュー項目コンテキスト]タブから,変更しなければならない[必要なNNMiロール/オブジェクトのタイプ]項目の各エントリを開く。

  6. レベル1オペレータに設定のポーリングを実行させたい各オブジェクトタイプについて,[必要なNNMiロール]の値を[オペレータレベル1]に変更する。

    このステップによって,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,指定されたオブジェクトタイプの設定のポーリングアクションを表示できるようになります。

    次に,nms-topology.propertiesファイルを手順7から手順10に示されているように編集して,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントが,NNMiコンソールからステータスのポーリングと設定のポーリングの両方のコマンドを実行できるようにします。これらのステップを完了しなかった場合,NNMiはアクションメニューにステータスのポーリングおよび設定のポーリングオプションを表示しますが,ユーザーがステータスのポーリングまたは設定のポーリングコマンドを実行しようとすると,エラーメッセージが表示されます。

  7. ステータスのポーリングと設定のポーリングに必要なアクセスレベル(必要なオブジェクトアクセス権限レベル)を変更するには,次のファイルを編集する。

    • Windows:%NNM_PROPS%\nms-topology.properties

    • UNIX:$NNM_PROPS/nms-topology.properties

  8. ファイルの最後までスクロールして,ステータスのポーリング変更のために次の行を追加する。

    permission.override.com.hp.nnm.STATUS_POLL=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2,com.hp.nnm.LEVEL1
  9. 設定のポーリング変更のために次の行を追加する。

    permission.override.com.hp.nnm.CONFIG_POLL=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2,com.hp.nnm.LEVEL1
  10. 変更を保存する。

  11. NNMi管理サーバーを再起動する。

    a NNMi管理サーバー上でovstopコマンドを実行します。

    b NNMi管理サーバー上でovstartコマンドを実行します。

HA下でファイルに変更を加えるときには,クラスタの両方のノードで変更を加える必要があります。HA構成を使用しているNNMiの場合,NNMi管理サーバーの停止と再起動が必要な変更を加えた場合には,ovstopおよびovstartコマンドを実行する前に,ノードをメンテナンスモードにする必要があります。