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JP1 Version 10 JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド


17.7.2 パッシブなクラスタノードでの設定解除

パッシブなクラスタノードが複数ある場合は,解除するノードごとに次の手順を実施してください。

  1. パッシブなクラスタノードごとで,HAクラスタからNNMiの設定を解除する。

    • Windowsの場合

      %NnmInstallDir%misc\nnm\ha\nnmhaunconfigure.ovpl NNM <resource_group>

    • UNIXの場合

      /opt/OV/misc/nnm/ha/nnmhaunconfigure.ovpl NNM <resource_group>

    このコマンドによってHAリソースグループのノード一覧から該当するノードを解除します。ほかのノードでHA構成のNNMiを実行するための設定や共有ディスクのデータへの変更は行いません。

    なお,次のメッセージが出力される場合がありますが,問題ありません。

    • Windowsの場合

      警告:クラスタレジストリにあるリソースグループxxxxxのパブリックエントリPUBLIC.HA_MOUNT_POINTに値がありません。

    • HP-UX HP SGの場合

      Unable to perform the security token exchange with cmclconfd on node xxxxx

      Cannot connect to configuration daemon (cmclconfd) on node xxxxx

  2. VCSまたはSCSの場合,HAクラスタに設定変更を反映させる。

    haconf -dump -makero

  3. NNMiノードのFQDN設定を物理ホスト名に変更する。

    <FQDN>には物理ホスト名(hostnameコマンドで表示されるホスト名)のFQDNを指定してください。

    • Windowsの場合

      %NnmInstallDir%bin\nnmsetofficialfqdn.ovpl -force <FQDN>

    • UNIXの場合

      /opt/OV/bin/nnmsetofficialfqdn.ovpl -force <FQDN>

    このコマンドによってHA設定時に仮想ホスト名に変更したFQDN設定を,物理ホスト名のFQDNに変更します。

    なお,コマンド実行時に次のメッセージが出力される場合があります。

    • 「シングルサインオンが正しく機能するには,新しい証明書を手動で生成する必要があります。」が表示された場合

      シングルサインオンはサポートしていないため,このメッセージは無視してください。

    • 「新しい証明書を生成できません。自己署名されたエイリアスxxx.xxx.xxxはすでにキーストアに存在します。」が表示された場合

      nms-local.propertiesファイルを編集してください。

    ファイルのパス

    Windowsの場合:%NnmDataDir%conf\nnm\props\nms-local.properties

    UNIXの場合:/var/opt/OV/conf/nnm/props/nms-local.properties

    編集内容(自己署名証明書を使用する場合)

    com.hp.ov.nms.ssl.KEY_ALIAS = <FQDN>.selfsigned

    <FQDN>はnnmsetofficialfqdn.ovplで指定したFQDNを小文字で記述します。

    証明書の詳細については,「8. NNMiでの証明書の使用」を参照してください。

  4. NNMi HAリソースグループ固有のファイルを安全に保持できるように別の場所に移動する。

    NNMi HAリソースグループを再設定する予定がない場合,次のファイルのコピーを保存する必要はありません。この時点でファイルを削除してかまいません。

    • WSFCの場合

      エクスプローラで,%NnmDataDir%hacluster\<resource_group>\フォルダを削除します。

    • HP Serviceguardの場合

      cd /var/opt/OV/hacluster/

      rm -r <resource_group>

      cd /etc/cmcluster/

      rm -r <resource_group>

    • VCSまたはSCSの場合

      cd /var/opt/OV/hacluster/

      rm -r <resource_group>

      ほかに解除するパッシブなクラスタノードがなければ,以上の手順で終了です。

      HAクラスタからNNMiを完全に解除する場合は,すべてのパッシブなクラスタノードを解除後,アクティブなクラスタノードでの設定解除を実施してください。