5.2.1 ポーリングチェックリスト
次のチェックリストを使って,State Poller設定の計画を作成できます。
□NNMiで何を監視できますか?
□オブジェクトの種類,場所,相対的重要性,そのほかの基準に基づいて,監視対象は論理的にどのように分類できますか?
□NNMiは,各グループをどのくらいの頻度で監視する必要がありますか?
□監視されるアイテムの情報を取得するために,何のデータを収集する必要がありますか?次のものが含まれることがあります。
−ICMP(ping)応答
−SNMP障害データ
−追加のSNMPコンポーネント稼働状態データ
- 〈この項の構成〉
(1) ポーリング設定の例
ポーリング設定プロセスの理解を深めるために,次の例について考えます。ネットワークに複数のHP ProCurve 2810-48Gが含まれていると仮定します。これらのデバイスに到達できることを確認する必要がありますが,スイッチのSNMP監視は要求しません。
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NNMiで何を監視できますか?
監視できるのは検出されたものだけであるため,自動検出ルールを設定して,NNMiのデータベースに自分のスイッチがあることを確認します。検出の設定の詳細は,「4. NNMi検出」を参照してください。
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監視対象は論理的にどのように分類できますか?
複数のスイッチを1つのグループに分類し,同じ監視設定を適用するのが合理的です。デバイスのインタフェース(SNMP)監視を行っていないので,インタフェースグループは必要ありません。
このノードグループを使ってビューをフィルタし,スイッチのステータスをグループとしてチェックし,グループをサービス停止中にしてファームウェアを更新することもできます。
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NNMiは,各グループをどのくらいの頻度で監視する必要がありますか?
サービスレベル契約条項で,スイッチについて5分間のポーリング間隔で十分です。
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どのデータを収集する必要がありますか?
監視設定がほかのグループと異なるのは次の点です。スイッチの例として,ICMP障害の監視を有効にし,SNMP障害ポーリングの監視を無効にします。グループについてのSNMP障害監視がない場合,コンポーネント稼働状態監視は適用されません。
これらの設定選択肢に関する計画作成情報の詳細は,次の項を参照してください。