JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)

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4.3 中継マネージャの基本設定をセットアップする

中継マネージャの基本設定は,中継マネージャが配布管理システムまたは中継システムとして動作するときに必要な項目です。基本設定が終わった時点で,[OK]ボタンをクリックすると,[セットアップ]ダイアログボックスに戻ります。

引き続いて中継マネージャの詳細設定をしたい場合は,[中継マネージャ詳細設定]ボタンをクリックして[詳細情報の設定]ダイアログボックスを表示してください。詳細設定をしないで[終了]ボタンをクリックすると,詳細設定はすべてデフォルト値のまま設定されます。詳細設定については,「4.4 中継マネージャの詳細設定をセットアップする」を参照してください。

なお,中継マネージャのセットアップの設定を更新するには,中継マネージャのサービスを再起動する必要があります。中継マネージャのサービス起動中に,セットアップを変更して[中継マネージャセットアップ]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると,中継マネージャのサービスが再起動されます。

ただし,クライアント機能が動作している場合はサービスの再起動,設定の更新は行わず,[中継マネージャセットアップ]ダイアログボックスに戻ります。

クライアント機能は上位システムへのポーリングまたは上位システムからの中継マネージャあてのジョブ実行時に起動され,終了するまで数分程度かかる場合がありますので,しばらく時間をおいた後,再度,[中継マネージャセットアップ]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックして設定の更新を行ってください。

また,セットアップの設定を更新中にクライアント機能が動作した場合には,サービスの起動は行いませんので,しばらく時間をおいた後,[コントロールパネル]の[管理ツール]−[サービス]で,「Remote Install Server」サービスを開始してください。

クライアント機能はプロセス名"dmpwinst.exe"が起動している場合,動作していると判断されます。

中継マネージャの基本設定のセットアップ項目を次の表に示します。

表4-3 中継マネージャの基本設定のセットアップ項目

分類 項目
接続先 上位接続先とID登録先の設定
上位通知 サーバ通知ファイルの送信タイミング
上位システムに対する,ジョブの受信とサーバ通知ファイルの送信を並行実行する
下位システムへのパッケージの分割配布の実行状況を上位システムに通知する
上位システムへ稼働監視履歴を中継する動作を指定する
<この節の構成>
4.3.1 [接続先]パネル
4.3.2 [上位通知]パネル