JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)
中継マネージャの詳細設定は,中継マネージャがクライアントとして動作するときに必要な項目です。詳細設定が終わった時点で,[OK]ボタンをクリックすると,[セットアップ]ダイアログボックスに戻ります。
なお,中継マネージャのセットアップの設定を更新するには,中継マネージャのサービスを再起動する必要があります。中継マネージャのサービス起動中に,セットアップを変更して[詳細情報の設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると,中継マネージャのサービスが再起動されます。
ただし,クライアント機能が動作している場合はサービスの再起動,設定の更新は行わず,[詳細情報の設定]ダイアログボックスに戻ります。
クライアント機能は上位システムへのポーリングまたは上位システムからの中継マネージャあてのジョブ実行時に起動され,終了するまで数分程度かかる場合がありますので,しばらく時間をおいた後,再度,[詳細情報の設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックして設定の更新を行ってください。
また,セットアップの設定を更新中にクライアント機能が動作した場合には,サービスの起動は行いませんので,しばらく時間をおいた後,[コントロールパネル]の[管理ツール]−[サービス]で,「Remote Install Server」サービスを開始してください。
クライアント機能はプロセス名"dmpwinst.exe"が起動している場合,動作していると判断されます。
中継マネージャの詳細設定のセットアップ項目を次の表に示します。
表4-4 中継マネージャの詳細設定のセットアップ項目
| 分類 | 項目 |
|---|---|
| 処理中ダイアログ | 処理中ダイアログ表示の有無 |
| ダイアログを表示するプログラム | |
| 通知ダイアログ | ジョブエラー時のダイアログの表示 |
| NETM_DM_Pスタートアップから起動失敗したショートカットの削除確認ダイアログの表示 | |
| 起動時のユーザ情報設定ダイアログの表示 | |
| ユーザ情報定期取得時のユーザ情報設定ダイアログ表示の有無 | |
| クライアント常駐・ポーリング | クライアントの常駐 |
| ポーリングの有無 | |
| ポーリングのタイミング | |
| 通信関連 | ポート番号 |
| 上位システムからの起動要求プロトコル | |
| ファイル転送バッファサイズ | |
| 通信ソフトからの応答待ち時間 | |
| 複数のネットワークアダプタの設定 | |
| システム構成の自動登録 | |
| インベントリ情報の通知の有無 | |
| 通信リトライ | ソケットコネクション(リトライ回数/間隔) |
| 通信エラー(リトライ回数/間隔) | |
| 上位システムへの未送信通知ファイル | |
| 障害関連 | ログ世代管理数 |
| ログエントリ数 | |
| イベントビューアへ出力するメッセージ種別 | |
| システム監視 | システムの監視 |
| [システム監視]アイコンの表示 | |
| アラートメッセージの表示 | |
| アラートの上位システムへの通知 | |
| システム変更時の上位システムへのインベントリ情報の通知 | |
| ジョブオプション | ダイナミックインベントリの通知の有無 |
| 接続先以外の定期実行ジョブの抑止 | |
| ジョブのインストール/収集待ち通知の抑止 | |
| ソフトウェア検索時にパッケージ識別IDの重複を抑止 | |
| インストールオプション | インストール・収集(リトライ回数/間隔) |
| パッケージの分割配布 | |
| ダウンロード時のサイズチェック | |
| インストールエラー時のインストール履歴の保管 | |
| 日立PPインストールワークディレクトリの削除 | |
| インストールシールドからの応答待ち時間 | |
| リモートコレクトオプション | クライアントで実行するリモートコレクトのジョブの制限 |
| マルチキャスト配布 | マルチキャスト配布用のポート番号,マルチキャスト配布のジョブの受信設定(マルチキャストアドレス) |
| スタートアップ関連 | NETM_DM_Pスタートアップフォルダの作成 |
| スタートアッププログラムの移行 | |
| NETM_DM_Pスタートアップへ移行するショートカットの選択 |
なお,[詳細情報の設定]ダイアログボックスでの設定内容は,JP1/NETM/DM Client(クライアント)の[クライアントセットアップ]ダイアログボックスでの設定内容と同じです。詳細については,「6.2 クライアントをセットアップする」を参照してください。
図4-27 [詳細情報の設定]ダイアログボックス
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