JP1/NETM/Network Monitor - Manager
JP1/NETM/Network Monitor - Managerを,クラスタシステムで運用する場合のインストールとセットアップ方法について説明します。
インストールとセットアップの流れを次の図に示します。なお,セットアップ時には,OSのクラスタ環境構築が完了し,論理IPアドレスが使用できるようになっている必要があります。
図A-3 JP1/NETM/Network Monitor - Managerのインストールとセットアップの流れ
環境構築のためには,実行系サーバおよび待機系サーバで次に示す作業をします。
クラスタソフトのインストールとセットアップについては,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
実行系サーバと待機系サーバの両方に,JP1/NETM/Network Monitor - Managerをインストールします。実行系サーバ,待機系サーバとも,ローカルディスクにインストールしてください。
JP1/NETM/Network Monitor - Managerのセットアップは,実行系サーバ,待機系サーバの順に実施します。
JP1/NETM/ Network Monitor - Managerのセットアップは,管理ツールで実施します。「編集」メニューの監視装置一覧,「オプション」ダイアログ,「ネットワーク制御連携情報」ダイアログの項目には,実行系サーバと待機系サーバで同じ内容を設定してください。
JP1/NETM/ Network Monitor - Managerのセットアップの詳細については,「4.9 各種情報の編集」を参照してください。
表A-2 クラスタに関連するセットアップ項目(実行系サーバ)
| セットアップ項目 | 設定内容 |
|---|---|
| [オプション]ダイアログの「データ」タブのデータディレクトリ | 共有ディスク上のパスを指定してください。 例)共有ディスクパス\data |
| 「ネットワーク制御連携情報」ダイアログの「CSC連携」のデータベースディレクトリ | 共有ディスク上のパスを指定してください。 例)共有ディスクパス\csc |
クラスタソフトに,フェールオーバーさせるリソースを登録します。クラスタソフトに登録するリソースを次に示します。
| 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
|---|---|---|
| NXNetMonitorManager | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
| リソースの種類 | 「汎用サービス」を指定します。 | |
| グループ | クラスタアドミニストレータによって作成したグループ名を指定します。 | |
| 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
| 依存関係 | クラスタアドミニストレータで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 | |
| 汎用サービスパラメータ | 「NXNetMonitorManager」を指定します。 | |
| レジストリの複製 | 指定しません。 | |
| Microsoft Internet Information Services | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
| リソースの種類 | 「汎用スクリプト」を指定します。 | |
| グループ | クラスタアドミニストレータによって作成したグループ名を指定します。 | |
| 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
| 依存関係 | クラスタアドミニストレータで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 | |
| スクリプトのファイルパス | 「%SystemRoot%\System32\Inetsrv\Clusweb.vbs」を指定します。 |
リソースの登録方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。また,登録の際は,次の点に注意してください。
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