JP1/NETM/Network Monitor - Manager

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4.9 各種情報の編集

統合管理機能が動作するための各種情報を表示します。

起動方法は,「編集」メニューから選択してください。なお,設定変更後は,サービスの再起動が必要です。「4.18 サービスの起動・停止」を参照してください。

<操作手順>

手順1
「編集」メニューから対象の情報を選択して実行してください。
[図データ]
手順2
対象の情報を表示し,編集します。
<この節の構成>
(1) グループ一覧
(2) ネットワーク一覧
(3) ネットワーク制御連携情報

(1) グループ一覧

グループ一覧がテキストファイルで開きます。グループ一覧には,監視装置と集中監視サーバのグループを混在して記述します。但し,監視装置と集中監視サーバのフォーマットが異なりますので,注意してください。また,「オプション」メニューの設定にて,CSV形式に関連付けられたファイル(Microsoft(R) Excel)で表示することも可能です。各定義の最後には,必ず改行を入れてください。

図4-33 グループ一覧のCSVファイル

[図データ]

集中監視サーバのフォーマット
グループ名,IPアドレス,D
グループ名:
複数のネットワークをまとめるグループ名
IPアドレス:
ネットワークを監視する集中監視サーバのIPアドレス
D:
集中監視サーバのグループであることを示す文字
監視装置のフォーマット
グループ名,,M
グループ名:
複数のネットワークをまとめるグループ名
空白:
 
M:
監視装置のグループであることを示す文字

(2) ネットワーク一覧

対象のグループをツリーから選択します。「編集」メニューの「ネットワーク一覧」を選択して実行します。ネットワーク一覧がテキストファイルで開きます。「オプション」メニューの設定にて,CSV形式に関連づけられたファイル(Microsoft(R) Excel)で表示することも可能です。なお,各定義の最後には,必ず改行を入れてください。

図4-34 ネットワーク一覧のCSVファイル(集中監視サーバ)

[図データ]

図4-35 ネットワーク一覧のCSVファイル(監視装置)

[図データ]

フォーマット
IPアドレス,ネットマスク,ネットワーク名,サブグループ名
IPアドレス:
監視装置のIPアドレス(集中監視時はネットワークアドレス)
ネットマスク:
監視装置のネットマスク(集中監視時は監視するネットワークのネットマスク)
ネットワーク名:
監視装置の名称(集中監視時は監視するネットワークの名称)(32バイト以内)
サブグループ名:
複数の監視装置,ネットワークをまとめるサブグループ名(32バイト以内)

ネットワーク一覧を修正した後は「ネットワーク一覧再読込み」を実行してください。

(3) ネットワーク制御連携情報

JP1クライアントセキュリティ管理製品(JP1/NETM/CSCなど)との連携に関する設定情報を以下に示します。

表4-6 セキュリティ管理情報設定一覧

NO 項目 詳細 指定範囲 デフォルト
1 連携機能にて,許可機器一覧/排除機器一覧を更新する ネットワーク制御連携機能を使用する場合にチェックします。 チェックなし
2 データベースディレクトリ ネットワーク制御連携のための情報を格納するディレクトリ。 (インストールディレクトリ)\csc
3 API呼び出しにより即時更新する JP1による許可・拒否要求があった時,すぐに,各監視装置に許可機器一覧を配信する場合にチェックします。 チェックなし
4 毎日指定時刻に更新する 毎日,指定時間に,JP1の要求を各監視装置に配信する場合にチェックします。 チェックなし
5 更新時刻 上記,更新時間を指定します。 00:00〜23:59 00:00
6 変更を定周期でチェックする 指定間隔で,JP1の要求があったか否かをチェックし,要求があれば,各監視装置に許可機器一覧を配信する場合にチェックします。 チェックなし
7 チェックする間隔(分) 上記,チェックを行う間隔を指定します。 10〜1440 60
8 同時配布数 許可機器一覧/排除機器一覧を各監視ネットワークに配信するときに,並行して配布するネットワーク数を指定します。並行して配布を行うことにより,すべてのネットワークへの配布が完了する時間を短縮することができます。 1〜16 1
9 各監視装置間の更新遅延時間(ミリ秒) 全監視装置に配信する時の各監視装置間の遅延時間を指定します。 0〜3600000 0

セキュリティ管理に関する情報を設定する画面を以下に示します。各項目を設定し,「OK」ボタンをクリックしてください。セキュリティ管理製品との連携を行う場合,「連携機能にて,許可機器一覧/排除機器一覧を更新する」をチェックし,そのほかの項目は必要に応じて設定します。

図4-36 「セキュリティ管理」タブ

[図データ]

なお,「手動による更新要求」の「実行」ボタンをクリックすると,全監視装置に対して,ネットワーク制御連携機能による許可機器一覧の更新が行われます。

配布管理連携に関する設定情報を以下に示します。

表4-7 配布管理連携情報設定一覧

NO 項目 詳細 指定範囲 デフォルト
1 連携機能にて,許可機器一覧の配信を行う JP1/NETM/DMで許可機器一覧の配信を行う場合にチェックします。 チェックなし
2 パスワード 配布管理システムへ接続するためのパスワードを指定します。 半角30文字 なし
3 キャビネット名 配布管理システムで,許可機器一覧を配布するために作成するキャビネット名を指定します。(配布先がWindows版,Linux版共通です) 半角30文字 NX_NetMonitor
4 キャビネットID 配布管理システムで,許可機器一覧を配布するために作成するキャビネットIDを指定します。(配布先がWindows版,Linux版共通です) 半角2文字 N1
5 Windows版監視装置を使用する Windows版の監視装置に対して許可機器一覧を配信する場合に指定します。 チェックなし
6 Linux版監視装置を使用する Linux版の監視装置に対して許可機器一覧を配信する場合に指定します。 チェックなし
7 宛先 配布するあて先グループを指定します。 半角30文字 [Windows]
\nxnetmonitor\win
[Linux]
\nxnetmonitor\linux
8 パッケージ名 配布管理システムで,許可機器一覧を配布するために作成するパッケージ名を指定します。 半角35文字 [Windows]
NX NetMonitorPermission List P
[Linux]
NX NetMonitorPermission List W
9 パッケージID 配布管理システムで,許可機器一覧を配布するために作成するパッケージIDを指定します。 半角40文字 [Windows]
NX_NETMONITOR_PERMISSION_LIST_P
[Linux]
NX_NETMONITOR_PERMISSION_LIST_W
10 配布先 配布管理システムで,許可機器一覧を配布する時の,配布先ディレクトリを指定します。 半角256文字 [Windows]
c:\nx\\netmonitor\agent\conf\wk
[Linux]
/usr/etc/nxnetmonitor/conf/wk
11 起動プログラム 配布管理システムで,許可機器一覧を配布後に起動するプログラム名を指定します。 半角256文字 [Windows]
%NXNMINSDIR%\bin\nxnmdmpg.exe
[Linux]
/usr/etc/nxnetmonitor/bin/nxnmdmpg
12 応答監視時間(秒) 配布管理システムで,許可機器一覧を配布後に起動するプログラムの完了を監視する時間を指定します。この時間を超えた場合,配布管理システムは,異常と認識します。 0〜21600 60

配布管理連携に関する情報を設定する画面を以下に示します。各項目を設定し,「OK」ボタンをクリックしてください。配布管理連携を行う場合,

を行います。

そのほかの項目は,必要に応じて設定します。

なお,以下の項目はほかの配布するパッケージ等と重複しない場合には,特に変更する必要はありません。また,これらの項目は,「規定値に戻す」ボタンをクリックすると,デフォルト値に戻すことができます。