JP1/NETM/Network Monitor - Manager
集中監視機能の主な機能は以下の通りです。
企業内LANへのネットワーク接続を許可する機器を,MACアドレスとIPアドレスで管理します。DHCPによりIPアドレスを管理しているネットワークの場合,ひとつのMACアドレスに対して割り付けるIPアドレスの範囲を指定することができます。
ネットワーク接続が許可されていないPC(許可機器一覧または固定機器一覧に登録されていないPC)がネットワークに接続されたことを検出します。PCの検出は,NetBIOSインタフェースを使用し,MACアドレスが取得できるPCだけ不正機器として検出されます。
多拠点集中監視機能では,許可されていないPCを強制排除することはできません。
接続が許可されていないPCを強制排除する場合には,監視対象のネットワークに監視装置(JP1/NETM/Network Monitor)を設置してください。
運用時に集中監視サーバが検出したPCの情報を,統合管理ツール(JP1/NETM/Network Monitor - Manager)に通知することができます。また,SNMPトラップでSNMPマネージャに通知することができます。
監視状態の確認や監視情報の設定更新などのメンテナンスを,Webブラウザにより行う機能を提供します。
以下に,管理機能の概要を示します。
表9-1 管理機能概要の一覧
| 分類 | 機能 | 概要 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 管理機能 | 不正接続機器 検出機能 |
許可されていない機器を検出する機能。 | − |
| 接続機器一覧 表示機能 |
対象のサブネットに接続されている機器の一覧を表示する機能。 | Windows(R)マシンの機器名やワークグループ名も取得します。 | |
| ログ機能 | 不正接続検知情報,機器の接続情報,監視情報の更新操作などのログを記録する機能。 | 許可されていない機器がSNMPのMIB情報を実装した機器(インテリジェントスイッチなど)に接続された場合,MIB情報を利用して,接続したスイッチやポートの物理的位置を特定するための情報もログに記録します。 | |
| トラップ通知機能 | 許可されていない機器の検出を,トラップにて通知する機能。 | トラップ通知は,統合管理装置(JP1/NETM/Network Monitor - Manager)とSNMPマネージャへの通知への通知の2種類を使用可能です。 | |
| 許可機器一覧 登録機能 |
Webブラウザで許可機器一覧等を登録,修正する機能。 | メンテナンス作業時には,管理者用PCが必要です。 | |
| 環境設定機能 | 各種設定を行う機能。 | ||
| 操作権限機能 | すべての操作が可能な管理者ユーザと,情報参照のみを行うユーザを設定可能。 | JP1/NETM/Network Monitor - Detectorをインストール時に情報参照ユーザを定義します。 | |
| 統計情報表示 | 不正接続を検出した回数,各機器の稼働情報を,日,週,月単位に表示する機能。監視端末の稼働時間を表示する機能。 | 稼働時間は接続機器一覧/拒否機器一覧の時刻付をダウンロードする,または統合管理ツール(JP1/NETM/Network Monitor - Manager)から参照可能です。 |
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