JP1/NETM/Network Monitor - Manager

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4.15 監視ネットワークに対する各種制御

監視ネットワークに対する以下の制御機能をサポートします。集中監視機能では,初期設定はありません。

  1. 起動
  2. 停止
  3. 初期設定
  4. 監視情報の削除
  5. ネットマスクの取得
  6. 接続機器の削除(古いエントリの削除)
  7. 検疫支援モードをON(OFF)に変更
  8. 検出モードをON(OFF)に変更

これらは,監視画面(Webブラウザ)の以下の設定と同一です。

初期設定は,「環境設定」メニューの「監視モード」や「排除モード」,「トラップ情報」など,監視装置の監視処理を開始するための設定を行います。

また,ネットマスク取得は,監視ネットワークのネットマスクを取得するため,ネットワーク一覧の定義内容の整合性チェックに利用できます。

各ネットワークに対する各種制御方法は,以下の3通りです。

方法1:
「ツール」メニューから「その他」の制御名を選択して各項目を実行
方法2:
ツリーの右クリックメニューから「その他」の制御名を選択して各項目を実行
方法3:
リストの右クリックメニューから「その他」の制御名を選択して各項目を実行
<操作手順>
上記1.〜8.の機能の操作手順はすべて同じです。ネットマスク取得機能の例を以下に示します。
手順1
対象の監視装置を選択し,「ネットマスク取得」を実行します。
[図データ]
手順2 ネットマスク取得確認のメッセージが表示されます。
  ネットマスクを取得する場合には,「はい」をクリックしてください。
  ネットマスクを取得しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
[図データ]
実行中に「キャンセル」ボタンをクリックした場合ネットマスクの取得を中止します。
手順3
ネットマスクの取得を実行
[図データ]
手順4 ネットマスク取得の結果を確認します。
  • ネットマスク取得に成功した場合の表示(下記例では,総務部)
  • ネットマスク取得に失敗した場合の表示(下記例では,経理部)

    [図データ]

失敗した場合,メッセージをダブルクリックすると詳細情報が表示されます。
エラーの詳細は,「7. メッセージ」を参照してください。
[図データ]
<初期設定>
監視装置の監視処理を開始するための設定を行います。初期設定は全体,グループ単位,サブグループ単位,ネットワーク単位におこなうことができます。
また,DHCP環境を監視する場合の注意事項は,下記マニュアルを参照してください。
「JP1/NETM/Network Monitor」
「6.16 環境設定」の検疫支援モード
初期設定を実行すると,以下の画面を表示します。
[図データ]
「送信先IPアドレス」,「接続機器の保持時間」,「検疫支援モード」は運用環境に合わせて設定を変更してください。
「OK」ボタンを押すと,各監視装置に上記で設定した内容が環境設定に反映され,監視処理を開始できる状態になります。
<古い接続機器一覧エントリの削除>
接続機器一覧に登録されている古いエントリを手動または自動で削除する機能をサポートします。
自動で接続機器一覧の古いエントリを削除する方法については,「4.6 アップロード」の環境設定を参照してください。
以下には,管理画面から手動で接続機器一覧の古いエントリを削除するための手順を示します。
接続機器一覧の古いエントリを手動で削除するためには,「その他」メニューの「接続機器の削除」を実行します。
[図データ]
「接続機器の削除」を実行すると,接続機器の削除画面を表示します。
接続機器の削除画面では,期間を指定します。指定期間停止していた接続機器一覧の機器が削除されます。0(日)を指定した場合には,接続機器一覧の全エントリを削除します。
[図データ]
「OK」ボタンを押すと,確認のメッセージが出力されます。
1〜365(日)の期間を指定した場合
[図データ]
期間に0(日)を指定した場合
[図データ]
「はい」を押すと接続機器の削除が行われます。
[図データ]
実行中に「キャンセル」ボタンをクリックした場合,接続機器の削除処理を中止します。
接続機器の削除の結果が表示されます。
[図データ]
メッセージをダブルクリックすると詳細情報が表示されます。
詳細情報には,削除した機器数が表示されます。
[図データ]
<監視情報の削除>
監視情報の削除は,ネットワークの監視をやめる場合や,監視するネットワークアドレスが変更になり,それまでの監視情報を削除する場合などの時に使用します。
監視情報の削除で削除される情報は,監視装置に作成されている,接続一覧,ログ,環境設定などです。統合管理ツール上の情報は削除されません。
「監視情報の削除」は,対象の監視ネットワークを選択後,以下の方法で実行します。
方法1:
「ツール」メニューの「その他」の「監視情報の削除」
方法2:
ツリーの右クリックメニューの「その他」の「監視情報の削除」
方法3:
リストの右クリックメニューの「その他」の「監視情報の削除」
[図データ]
「監視情報の削除」を実行すると,以下のダイアログを出力して,削除可否を確認します。
[図データ]
また,削除後にも,監視装置の監視処理を停止したままにするのか,再起動させるのかをダイアログを出力して確認します。
[図データ]
「はい」または「いいえ」を選択すると,監視装置の情報の削除を行います。
[図データ]
「キャンセル」ボタンをクリックした場合,監視情報の削除処理を中止します。
[図データ]
監視情報の削除の処理結果を結果画面に表示します。