Windows版監視装置では，Windows自身にログインするためのユーザが必要です。Windowsにログインするユーザの作成手順は，「5.2　Windows版のインストール　(5)ユーザの作成」を参照してください。

監視ネットワークごとのログイン機能を有効にして，統合管理者用のユーザを登録します。

【書式】

nxnmsetupnet.bat 統合管理者用のユーザ名　-network

【作成例】

統合管理者のユーザ名，netmonを登録します。

c:\ > cd c:\nx\netmonitor\agent\bin c:\nx\netmonitor\agent\bin > nxnmsetupnet.bat netmon　-network ++ setup user [netmon] ++ NX NetMonitor setup comlpeted ++

監視ネットワークごとのユーザの登録を行います。すでに登録されているユーザがあれば，上書きで更新されます。

【書式】

 
nxnmsetupnet.bat  監視IPアドレス　-set  管理者ユーザ名
nxnmsetupnet.bat  監視IPアドレス　-set  管理者ユーザ名　-user 参照限定ユーザ
 

IPアドレス192.168.0.27の監視ネットワークの管理者ユーザnetmon0，参照限定ユーザuser1を登録する例を示します。

 
c:\ > cd  c:\nx\netmonitor\agent\bin
c:\nx\netmonitor\agent\bin > nxnmsetupnet.bat 192.168.0.27 -set netmon0 -user user0
++  setup  network [192.168.0.27]
++  setup  user [netmon0]
++  setup  user [user1]
++ NX NetMonitor setup comlpeted ++
 

その他，nxnmsetupnet.batでは以下の操作ができます。

• 監視ネットワークごとのユーザ名表示
  監視ネットワークごとに登録されたユーザの一覧を表示します。
  

【書式】

 
nxnmsetupnet.bat  監視IPアドレス　-dump
 

• 監視ネットワークごとのユーザ削除
  監視ネットワークごとに登録されたユーザの削除を行います。
  

【書式】

 
nxnmsetupnet.bat  監視IPアドレス　-del
 

• 監視ネットワークごとのユーザの無効化
  監視ネットワークごとのログイン機能を無効にし，共通のユーザを登録します。
  

【書式】

 
nxnmsetupnet.bat  管理者ユーザ名　-pwd
nxnmsetupnet.bat  管理者ユーザ名　-user  参照限定ユーザ -pwd
 

• 監視ネットワークごとのログイン機能の確認
  監視ネットワークごとのログイン機能が有効かどうかを表示します。
  

【書式】

 
nxnmsetupnet.bat  *　-stat
 

実行例を以下に示します。

 
c:\ > cd  c:\nx\netmonitor\agent\bin
c:\nx\netmonitor\agent\bin > nxnmsetupnet.bat  *  -stat
Network  Mode  [OFF]
 

共通管理者ユーザを使用しているときは［OFF］，監視ネットワークごとの管理者ユーザが登録されている場合には［ON］が表示されます。