JP1/NETM/Network Monitor
RedHat Linuxをインストール画面の指示に従い,インストールします。
下記項目を選択します。
次に,rootでログインし,下記設定を確認します。
下記設定は,ARPキャッシュに保存するエントリ数です。
# cd /proc/sys/net/ipv4/neigh/default # cat gc_thresh1 128 # cat gc_thresh2 512 # cat gc_thresh3 1024 |
最後の"cat gc_thresh3"にて表示された値が,監視する機器の台数より大きいことを確認します(デフォルトは,1024)。
監視する機器の台数より小さい場合には,定義ファイル(/etc/sysctl.conf)の設定を変更します。
以下に,監視台数4000台程度の場合の設定例を示します。
ファイル /etc/sysctl.conf
net.ipv4.neigh.default.gc_thresh1 = 512 net.ipv4.neigh.default.gc_thresh2 = 2048 net.ipv4.neigh.default.gc_thresh3 = 4096 |
設定内容は,マシンの再起動後反映されます。再起動後,変更されたことを確認してください。
# cd /proc/sys/net/ipv4/neigh/default # cat gc_thresh1 512 # cat gc_thresh2 2048 # cat gc_thresh3 4096 |
以上で,完了です。
rootでログインして下記のコマンドを実行し,前提ソフトウェアがインストールされていることを確認ください(X,Y,Z,V はバージョン番号)。下記のようにコマンドの実行結果が表示されればインストール済みです。
# rpm -q httpd httpd-X.Y.Z-V.ent |
インストールされていなければ,RedHat LunuxのインストールCDの/RedHat/RPMSの下にソフトウェアパッケージが格納されていますので,インストールしてください。例えば,httpdの場合,以下のとおりです。
# rpm -ivh /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/httpd-X.Y.Z-V.i386.rpm |
また,Webサーバの文字コードの設定を確認してください。正しく設定されていないと,管理者用PCから監視画面を見たときに,文字化けする可能性があります。
/etc/httpd/conf/httpd.conf
AddDefaultCharset XXXXX |
という項目です。
この設定がない,none,EUC-JPの場合は,問題ありません。それ以外の場合には,エディタにて,
AddDefaultCharset EUC-JP |
と変更してください。
次に,Webサーバの格納ディレクトリを確認してください。下記と異なる場合には,下記のとおりに変更してください。
/etc/httpd/conf/httpd.conf
DocumentRoot "/var/www/html" |
また,SELinuxの設定を確認してください。
SELinuxの設定を有効にしていると,HTTPでのアクセスに制限が加わるため,Network Monitorの管理操作(環境設定,監視の起動など)を行うことができません。
/etc/selinux/config
SELINUX=XXXXX |
この設定が,Permissive,disabledの場合は,問題ありませんが,Enforcingとなっている場合はエディタにて,
SELINUX=disabled |
と変更してください。
JP1/NETM/Network Monitorをインストールすると,xinetd関連のサービス(telnet,FTPなど)は強制的に停止します。これを回避する場合には,以下のディレクトリを作成し,
/usr/etc/nxnetmonitor/limit/xinetd.d/able |
その下に,telnetなど,停止を除外したいサービスに対応する名称のファイルを作成してください。ファイルの内容は問いません。サービス名に対応した名称のファイルがあれば,そのサービスは停止しません。各サービスのファイル名は,/etc/xinetd.dの下を参照してください。
rootでログインし,「日立PPインストーラ」を使用して,インストールします。
詳細は,リリースノートを参照してください。
なお,インストール後はシステムの再起動を行う必要があります。
rootでログインし,nxnm.setupコマンドでログイン名とパスワードを設定します。
JP1/NETM/Network MonitorのWeb監視画面には,nxnm.setupコマンドで登録したユーザだけアクセス可能となります。
なお,nxnm.setupコマンド実行後はシステムの再起動をしてください。
# /usr/etc/nxnetmonitor/bin/nxnm.setupログイン名 ++ NX NetMonitor setup start ++ : : New password: パスワード Retype new password: パスワード(再入力) : : ++ NX NetMonitor setup completed ++ |
参照限定ユーザを作成する場合は,セットアップコマンドの-userオプションを指定します。
以下,管理者ユーザnetmonと参照限定ユーザuser1を作成する例を示します。
# /usr/etc/nxnetmonitor/bin/nxnm.setup netmon -user user1 ++ NX NetMonitor install start ++ : : : : Please input password for [netmon] New password: 管理者ユーザnetmonのパスワード Retype new password: 管理者ユーザnetmonのパスワード(再入力) : Please input password for [user1] New password: 参照限定ユーザuser1のパスワード Retype new password: 参照限定ユーザuser1のパスワード(再入力) : : ++ NX NetMonitor install comleted ++ |
参照限定ユーザを変更する場合は,セットアップコマンドの-pwdオプションを指定します。
また,現在,管理者ユーザだけを作成していて,参照限定ユーザも作成したい場合にも,本手順を行ってください。以下,管理者ユーザnetmonと参照限定ユーザuser1を変更する例を示します。
# /usr/etc/nxnetmonitor/bin/nxnm.setup netmon -user user1 -pwd ++ NX NetMonitor setup start ++ : : : Please input password for [netmon] New password: 管理者ユーザnetmonのパスワード Retype new password: 管理者ユーザnetmonのパスワード(再入力) : Please input password for [user1] New password: 参照限定ユーザuser1のパスワード Retype new password: 参照限定ユーザuser1のパスワード(再入力) : : ++ NX NetMonitor setup comleted ++ |
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