JP1/NETM/Network Monitor

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4.3 監視対象のネットワーク

  1. 本製品は,ルータやL3スイッチで区切られたブロードキャスト・ドメイン(Ethernetブロードキャストが届くサブネットワーク)単位に監視を行います。
  2. 監視装置がDHCPサーバを用いて動的にIPアドレスを割り当てるネットワークを監視した場合,DHCPサーバは不正接続PCにリースしようとしたIPアドレスを,一定時間使用中として管理します。したがって,監視装置がその時間内に多数の不正接続PCを排除した場合は,管理している使用可能なIPアドレスが少なくなることがありますので,排除したPCは速やかにネットワークから取り除いてください。
  3. VLANを用いたネットワークの場合,タグVLAN(IEEE 802.1Q)のトランク機能を使用することにより,複数のサブネットワークを監視することができます。その場合,監視装置のネットワークカードがタグVLAN(IEEE 802.1Q)に対応していることをカタログなどで事前にご確認ください。
  4. IPv6のネットワークは,未サポートです。
  5. 1つのセグメントに複数のネットワークが存在する場合,監視装置のNICに割り当てたエイリアスIPアドレスでの監視もできますが,複数のネットワークを監視するため,監視装置のCPU負荷やメモリ負荷が増加します。エイリアスIPアドレスでの監視を行う場合には,監視装置の性能を事前に評価してください。なお,1つのセグメントに複数のネットワークが存在する場合には,監視装置を複数台用意することを推奨します。
  6. VPNを越えて機器の監視やネットワーク制御を行うことはできません。