JP1/NETM/Network Monitor

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3.3 ネットワークへの接続を許可する機器一覧

許可する機器の一覧表を作成してください。登録する項目・内容は次のようになります。

表3-3 許可機器一覧/排除機器一覧

分類 機能 概要 備考
許可機器一覧
固定機器一覧
排除機器一覧
MACアドレス MACアドレスとIPアドレスを組み合わせ,より厳密にネットワーク接続を許可する機器を定義することができます。 DHCPによりIPアドレスを管理しているネットワークの場合,IPアドレスの範囲を指定できます。
IPアドレス1,2
停止期間監視 一定期間起動されなかった機器が起動されたときに,排除するかどうか指定する機能です。
排除機器一覧で監視する場合は無効です。
有効にするときには'Y'を指定します。期間指定は,環境設定の許容停止期間で設定します。
有効期限 ネットワーク接続を許可する有効期限。
排除機器一覧で監視する場合は無効です。
YYYY.MM.DDの形式で指定します。
コメント 監視対象のPCに対するコメントを32バイトまで入力することができます。 接続機器一覧のコメント項に反映されます。

なお,有効期限を設定する場合には,許可機器一覧に同じMACアドレスが複数登録されていないことを確認してください。1つのMACアドレスを複数許可機器一覧に登録している場合,そのうち1つでも有効期限が切れると,たとえIPアドレスが異なっていても有効期限が切れたMACアドレスの機器が通信遮断されることがあります。

MACアドレスとIPアドレスを登録するパターンとして,以下の4つがあります。

表3-4 登録パターンと適応機器の例

アドレスの組合せ 適応機器の例
MACアドレスとIPアドレス 固定IPアドレスを割り付けた機器
MACアドレスとIPアドレスの範囲 DHCPによるIPアドレス自動割当てを行う機器
IPアドレスだけ 24時間稼働が前提となっているサーバやルータ
MACアドレスだけ 持ち運んで使用するモバイル機器など

フォーマットは,以下のとおりで,許可するPCのMACアドレス,IPアドレス,コメントを,Microsoft(R) Excel(R) などを使用し,CSV形式で記述します。詳細は,「6.18 アップロード」を参照してください。

このファイルを,管理者用PCから,Webブラウザを使用してアップロードすることにより,監視ネットワークに登録します。

設定例を以下に示します。