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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


admdbrorg(データベースの再編成)

〈このページの構成〉

機能

データベースを再編成します。Administrator権限を持つユーザで実行してください。

形式

admdbrorg [△-w△作業用フォルダ]
          [△-c]
          [△-y]

コマンドを実行できるサーバ

格納先フォルダ

JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\bin

引数

-w△作業用フォルダ

データベースの再編成時に使用する作業用フォルダをフルパスで指定します。

次のことに注意してください。

  • ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダは作業用フォルダとして使用できません。ドライブ直下のパスは指定しないでください。

  • 作業用フォルダには,NTFS上のフォルダ名を指定してください。FAT,FAT32上のフォルダ名を指定した場合,環境によっては,ファイルシステムの制限によって処理に失敗する場合があります。

  • 十分な空き容量があるディスクのフォルダを指定してください。

指定したフォルダが存在しない場合,コマンド実行時に作成されます。

なお,この引数を省略した場合,JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\db\tmpが作業用フォルダとして設定されます。

-c

再編成実行前に-wオプションで指定した作業用フォルダに必要なサイズの空き容量があるかどうかをチェックする場合に指定します。作業用フォルダで必要なディスク容量については「4.6.3(2) データベースの操作時に必要なディスク容量」を参照してください。

次のことに注意してください。

  • 必要なサイズの空き容量がない場合は,再編成処理を実行しないでエラーとなります。

  • このオプションを指定しないときに正常に実行できた場合でも,このオプションを指定して実行した場合,作業用領域不足によるエラーとなることがあります。

作業用領域が不足した場合,データベースが閉塞するなどの障害になるので,このオプションを指定して実行するようにしてください。

-y

確認メッセージの出力を省略して,コマンドの実行と同時に処理を開始したい場合に指定します。

この引数を省略した場合,コマンドを実行すると確認メッセージが表示され,メッセージに応答するまで処理が実行されません。実行する場合はYまたはyを,実行を中断する場合はNまたはnを入力してください。

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドの処理が正常に終了しました。

1

コマンド引数の指定に誤りがあります。

2

コマンドの実行権限がありません。

3

同一マシン上で,すでにほかのデータベース管理コマンドが実行されています。

4

ユーザによってコマンド実行が中断されました。

6

JP1/Audit Management - Managerのサービスが動作しています。

12

作業用領域として必要なサイズの空き容量がありません。

99

その他のエラーが発生しました。