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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


admdbimport(データベースのCSVリストア)

〈このページの構成〉

機能

データベースのCSVバックアップで取得したCSV形式のデータから,データベースを復元します。

形式

admdbimport△-i△バックアップ格納先フォルダ
           △[-w△作業用フォルダ]
           △[-c]
           △[-y]

コマンドを実行できるサーバ

格納先フォルダ

JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\bin

引数

-i△バックアップ格納先フォルダ

admdbexportコマンドでCSVバックアップしたバックアップファイル格納先フォルダをフルパスで指定します。

次のことに注意してください。

  • ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダにはバックアップファイルを格納できません。

-w△作業用フォルダ

CSVリストア実行時に使用する作業用ディレクトリをフルパスで指定します。

次のことに注意してください。

  • ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダにはバックアップファイルを格納できません。ドライブ直下のパスは指定しないでください。

  • 作業用ディレクトリに指定するフォルダに十分な空き容量があることを確認してください。

なお,指定したフォルダが存在しなかった場合,コマンド実行時に作成されます。この引数を省略した場合,次に示すフォルダが作業用フォルダとして設定されます。

JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\db\tmp

-c

CSVリストア実行前に-wオプションで指定した作業用フォルダに必要なサイズの空き容量があるかどうかをチェックする場合に指定します。作業用フォルダで必要なディスク容量については「4.6.3(2) データベースの操作時に必要なディスク容量」を参照してください。

次のことに注意してください。

  • 必要なサイズの空き容量がない場合は,CSVリストアを実行しないでエラーとなります。

  • バックアップファイル内のデータ件数によって,サイズの空き容量のチェックに時間が掛かります。

  • このオプションを指定しないときに正常に実行できた場合でも,このオプションを指定して実行した場合,作業用領域不足によるエラーとなることがあります。

作業用領域が不足した場合,データベースが閉塞するなどの障害になるので,このオプションを指定して実行するようにしてください。

-y

確認メッセージの出力を省略して,コマンドの実行と同時に処理を開始したい場合に指定します。

この引数を省略した場合,コマンドを実行すると確認メッセージが表示され,メッセージに応答するまで処理が実行されません。実行する場合はYまたはyを,実行を中断する場合はNまたはnを入力してください。また,この引数を省略した場合には,データベースのパスワード認証,コマンドの実行確認の順番で確認が実行されます。

注意事項

戻り値

戻り値

意味

0

コマンドの処理が正常に終了しました。

1

コマンド引数の指定に誤りがあります。

2

コマンドの実行権限がありません。

3

同一マシン上で,すでにほかのデータベース管理コマンドが実行されています。

4

ユーザによってコマンド実行が中断されました。

6

JP1/Audit Management - Managerのサービスが動作しています。

7

データベースのパスワードの指定に誤りがあります。

8

バックアップファイルの正当性の確認に失敗しました。

12

作業用領域として必要なサイズの空き容量がありません。

99

その他のエラーが発生しました。