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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


admagtinstall(監査ログ収集対象サーバのファイルのインストール)

〈このページの構成〉

機能

監査ログ収集対象サーバのセットアップに必要なファイルをインストールまたはアンインストールします。Windows環境ではAdministrator権限を持つユーザで実行してください。UNIX環境ではスーパーユーザ権限を持つユーザで実行してください。

このコマンドを実行してインストールされるファイルの一覧については「付録A.3 監査ログ収集対象サーバに配布されるファイル一覧」を参照してください。

形式

コマンドを実行できるサーバ

格納先フォルダまたはディレクトリ

アーカイブファイルの展開先フォルダ(ディレクトリ)

引数

-d△インストール先フォルダ

監査ログ収集対象サーバに必要なファイルのインストール先フォルダをフルパスで指定します。80バイト以内の文字列で指定してください。使用できる文字を次に示します。

  • 半角英数字

  • 「△(半角スペース)」,「_」,「.」,「(」,「)」

この引数は,OSがWindowsの場合にだけ指定できます。指定したフォルダが存在しない場合は,コマンド実行時に作成されます。この引数を省略した場合,「システムドライブ\Program Files\Hitachi\jp1netmaudit\agent」がインストール先フォルダとして設定されます。

OSがUNIXの場合,この引数は指定できません。/etc/opt/jp1netmaudit/agentがインストール先ディレクトリとして設定されます。

なお,上書きインストール時はこの引数は指定できません。JP1/NETM/Audit - Manager 09-00より前のバージョンから上書きインストールした場合は,前バージョンのフォルダ構成が引き継がれます。

-u

監査ログ収集対象サーバのセットアップに必要なファイルを削除する場合に指定します。この引数を指定してファイルを削除する場合は,監査ログ収集対象サーバのアンセットアップを実施してから,このコマンドを実行してください。監査ログ収集対象サーバのアンセットアップについては「5.13 監査ログ収集対象の解除」を参照してください。

なお,JP1/NETM/Audit - Manager 09-00より前のバージョンで手動でコピーしたセットアップファイルも削除の対象となります。ただし,セットアップに必要なファイル以外がフォルダ(ディレクトリ)に存在する場合,フォルダ(ディレクトリ)は削除されません。必要に応じて,手動で削除してください。

-w△作業用フォルダ(作業用ディレクトリ)

このコマンドの実行時に使用する作業用フォルダ(作業用ディレクトリ)をフルパスで指定します。80バイト以内の文字列で指定してください。この引数を省略した場合,次に示すフォルダ(ディレクトリ)が作業用フォルダ(作業用ディレクトリ)に設定されます。

Windowsの場合

%TEMP%

UNIXの場合

/tmp

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドの処理が正常に終了しました。

1

コマンド引数の指定に誤りがあります。

2

コマンドの実行権限がありません。

3

同一マシン上で,すでにコマンドが実行されています。

4

インストールするバージョンより新しいバージョンのファイルが,すでにインストールされています。

5

上書きインストール時,-dオプションは指定できません。

6

指定されたフォルダまたはディレクトリが存在しません。

7

フォルダまたはディレクトリの作成に失敗しました。

8

フォルダまたはディレクトリの削除に失敗しました。

9

ファイルのアクセスでエラーが発生しました。

10

ファイルのコピーに失敗しました。

11

ファイルの削除に失敗しました。

12

インストール用データディレクトリがカレントディレクトリに存在しません。

13

ユーザによってコマンドの実行が中止されました。

14

前提プログラムがインストールされていません。

99

その他のエラーが発生しました。