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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


4.4.3 システムの運用方法(クラスタ環境への導入有無)

クラスタ環境でのシステムの導入について次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 監査ログ管理サーバの場合

監査ログ管理サーバをクラスタ環境に導入して運用するかどうかを決定します。監査ログ管理サーバをクラスタ環境に導入して運用するかどうかによって,システム構成や監査ログ管理サーバの構築手順が異なります。

クラスタ環境で運用する場合の前提OSについては「3.2.1(1) 監査ログ管理サーバおよび監査ログ閲覧サーバの前提OS」を参照してください。

監査ログ管理サーバは,アクティブ・スタンバイ構成のクラスタ環境に対応しています。アクティブ・スタンバイ構成は,2ノード・クラスタシステムで,それぞれのサーバを実行系と待機系として設定します。

(2) 監査ログ収集対象サーバの場合

監査ログ収集対象サーバがクラスタ環境で運用されているかどうかによって,システム構成や監査ログ収集対象サーバの構築手順が異なります。なお,監査ログ収集対象サーバがクラスタ環境で運用されている場合,ローカルディスクに出力される監査ログ,および共有ディスクに出力される監査ログを収集できます。

クラスタ環境で運用する場合の前提OSについては「3.2.1(2) 監査ログ収集対象サーバの前提OS」を参照してください。

監査ログ収集対象サーバは,アクティブ・スタンバイ構成およびアクティブ・アクティブ構成のクラスタ環境に対応しています。