JP1/Script(Windows(R)用)

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付録B サンプルファイル

JP1/Scriptでは,次の2種類のサンプルファイルを提供しています。

ここでは,これらのサンプルファイルの機能概要,ファイル構成,および実行手順について説明します。なお,サンプルファイルの格納先については,「2.1.1 プログラムのインストール先のフォルダ」を参照してください。

<この節の構成>
(1) メニュー画面を表示し,選択した番号に応じた処理をするサンプルファイル
(2) 実行ファイルを呼び出して,終了コードをチェックするサンプルファイル

(1) メニュー画面を表示し,選択した番号に応じた処理をするサンプルファイル

(a) 機能概要

サンプルファイルを起動するとメニュー画面が表示されます。メニュー画面の番号を選択すると,次の操作ができます。

処理番号1
スクリプトファイルを作成します。
処理番号2
スクリプトファイルを複写します。
処理番号3
サンプルファイルのあるフォルダ下のファイル一覧をユーザトレースファイルへ出力します。
処理番号9
サンプルファイルを終了します。
(b) ファイル構成

SmplMain.Spt:このサンプルファイルのメインスクリプトファイル

Smpl001.Spt:処理番号2に対応しているスクリプトファイル

Smpl002.Spt:処理番号3に対応しているスクリプトファイル

Sample.Spt:処理番号1の処理で作成するデフォルトスクリプトファイル

(c) サンプルファイルの実行手順
  1. サンプルファイル「SmplMain.Spt」を実行する。
    メニュー画面が表示されます。
  2. 実行したい処理番号を入力して[実行]ボタンをクリックする。
    ([キャンセル]ボタンをクリックするとサンプルプログラムが終了します)
    • 処理番号「1」を選択すると,スクリプトファイル名を指定する画面が表示されます。ファイル名を入力後,[OK]ボタンをクリックしてください。
      指定したスクリプトファイルを開きます。
    • 処理番号「2」を選択すると,処理番号1で作成したスクリプトファイルを複写します。サンプルファイルが格納されているフォルダ下に「CopyFolder」フォルダを作成し,ファイル名「bkupSpt.spt」で複写します。
    • 処理番号「3」を選択すると,サンプルファイルが格納されているフォルダ下のファイルの一覧がユーザトレースファイルに出力されます。ユーザトレースファイルのファイル名は「SmplOut.TXT」です。
    処理が正常に終了すると,メニュー画面に戻ります。
    エラーが発生した場合は,ビープ音が鳴り,メッセージボックスが表示されます。また,トレースビューアのステータスにユーザエラーの警告を出力します。

(2) 実行ファイルを呼び出して,終了コードをチェックするサンプルファイル

(a) 機能概要

サンプルファイルから実行ファイルを呼び出して,終了コードをチェックします。

(b) ファイル構成

ExitCode.Spt:このサンプルファイルのメインスクリプトファイル

ExitCode.Exe:ExitCode.Sptから呼び出される実行ファイル

(c) サンプルファイルの実行手順
  1. サンプルファイル「ExitCode.SPT」を実行する
    パラメタとして次のうちどちらかの値を指定します。
    T:対話モードで実行する
    B:バッチモードで実行する
  2. 対話モードで実行した場合,画面が表示されるので終了コードを入力する
    終了コードに0以外の値を入力した場合は,ユーザトレースファイルが出力されます。出力されるファイル名は「EXITCODE.TXT」です。
    バッチモードで実行した場合は,画面が表示されないで,終了コードが0で動作します。
    エラーが発生した場合は,メッセージボックスを表示し,処理を終了します。