JP1/Script(Windows(R)用)

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8.5.15 TempFile一時ファイル名を作成する

機能
一時ファイル名を作成します。
形式
TempFile ( FileNameBuff , 〔Prefix〕 〔, DirName〕 )
指定項目
FileNameBuff
作成した一時ファイル名を受け取る変数名を指定します。
Prefix
プレフィックスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。プレフィックスは先頭の3文字が有効となります。
この値は省略できます。省略した場合,"STX"が仮定されます。
DirName
一時ファイルを作成するフォルダ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
この値は省略できます。省略した場合,システムの一時フォルダを仮定します。
説明
一時ファイル名をDirNameで指定したフォルダにpre<16進文字列>.TMPで作成します。
pre:Prefixに指定した文字
<16進文字列>:システム時刻に基づいて生成された16進文字(1〜FFFF)
コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
このコマンドは,作成されたファイル名でファイルサイズ0バイトのファイルを実際に作成します。なお,作成されたファイルは自動的に削除されることはありません。
補足
Windows Vista以降のOSで,環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のフォルダを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。
' 一時ファイル名を作成して,作成した一時ファイルに
' "MODEM.INF"をコピーする。
Dim  bkupFileName ,outDir1
outDir1 = _TEMP_
' プレフィックス"BUP"で一時ファイル名を作成する。
TempFile ( bkupFileName ,"BUP" ,outDir1 )
Copy ( outDir1+"MODEM.INF" ,bkupFileName )
対象バージョン
JP1/Script 01-00以降