JP1/Script(Windows(R)用)

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8.5.12 DeleteFileファイルを削除する

機能
ファイルを削除します。
JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
形式
DeleteFile ( PathName 〔, Option〕 )
指定項目
PathName
削除するフォルダ,またはファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。ファイル名にワイルドカードを指定することもできます。
Option 05-10以降)
オプションを指定します。
この値には次の値を指定できます。
意味
ExclDir PathNameで指定されたフォルダ下のファイルだけを削除し,フォルダは残します。
説明
指定されたフォルダ,またはファイルを削除します。オプションが省略された場合,フォルダの中身が空ではなくても,中身ごとフォルダを削除します。オプションにExclDirが指定されている場合は,指定されたフォルダ下のファイルだけを削除します。
コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
ただし,「指定されたファイルが見つからない」(_ERR_FILE_予約変数と等しい値),または「指定されたネットワーク名またはパスが見つからない」(_ERR_PATH_予約変数と等しい値)のエラーが発生した場合は,常に真(True)を返します。
補足
Windows Vista以降のOSで,環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。
注意
OSのファイルシステムでは,次のファイル名が使用されます。
  • ユーザが任意の文字列を指定したロングファイル名
  • OSが自動的に生成するショートファイル名(8.3形式)
そのため,JP1/Scriptで,ファイル名にワイルドカードを指定した場合,OSが自動的に生成するショートファイル名も対象になります。また,ファイル名にワイルドカードを指定しない場合,該当ファイルのショートファイル名と同一パスに存在する別ファイルのショートファイル名とが合致し,意図しないファイルが対象になるときがありますのでご注意ください。
' 一時フォルダ下のファイル"tempfile.tmp"を削除する。
DeleteFile ( _TEMP_+"tempfile.tmp" )
 
' 一時フォルダ下の拡張子が".tmp"であるファイルを削除する。
DeleteFile ( _TEMP_+"*.tmp" )
 
' 一時フォルダ下のすべてのファイルを削除し,一時フォルダは残す。
DeleteFile ( _TEMP_ ,ExclDir )
対象バージョン
JP1/Script 01-00以降