JP1/Script(Windows(R)用)

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8.2.6 GetGVグローバル変数を取得する

機能
グローバル変数を取得します。
JP1/Script 05-00以降では,他のコンピュータ上のグローバル変数も取得できます。
形式
GetGV ( GlobalName 〔, CompName〕 )
指定項目
GlobalName
取得するグローバル変数を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
CompName (05-00以降)
取得するグローバル変数が存在するコンピュータのコンピュータ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
この値は省略できます。省略した場合,このコマンドを実行するコンピュータのコンピュータ名を仮定します。
なお,指定する他のコンピュータはJP1/Scriptがインストールされ,JP1/Scriptサービスが開始されていなければなりません。また,アクセスするためのアカウントについては「2.2 他のコンピュータとの通信時のアカウント」を参照してください。
説明
指定されたグローバル変数を取得し,値をコマンドの実行結果として返します。
指定されたグローバル変数が存在しない場合は,長さ0の文字列(")を返します。
CompNameに他のコンピュータを指定し,「グローバル変数(GlobalName)」にn個のダブルクォーテーション(")を文字としてそのまま含めるには,(n*4)個のダブルクォーテーション(")を指定しなければなりません。ただし,次のレジストリの値に1を設定した場合は,(n*2)個のダブルクォーテーション(")を指定してください。
〔レジストリキー〕
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX
〔値名〕
ParseDQ
〔値のデータタイプ〕
REG_DWORD
〔値〕
0:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が無効となる(初期値)
1:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が有効となる
 
なお,〔値〕に1と2(SeparateStrCount,SeparateStrコマンドを参照)の両方を指定する場合は3を指定してください。
〔設定が有効になるタイミング〕
スクリプトファイルの次回実行時
補足
CompNameに他のコンピュータを指定する場合,LAN環境下での動作だけを保証しています。ファイアウォールには対応していません。
' 自コンピュータ上のグローバル変数を取得し,レジストリを操作する。
If  GetGV ( "Debug_Mode" ) = True  Then
  Dbflag = "DebugFlag"
  RegWrite ( HKEY_CURRENT_USER   _
           , "Software\Hitachi\Script\Option" , Dbflag , True )
End
' コンピュータ"SOP4A065 ( SCRIPT ) "上のグローバル変数を取得し,
' 更新する。
If  GetGV ( "Debug_Mode" ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " ) = True  Then
    SetGV ( "Debug_Mode" ,False ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " )
End
対象バージョン
JP1/Script 01-00以降