JP1/Script(Windows(R)用)

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3.4.1 Scriptトレースビューアウィンドウとメニュー

トレースビューアを起動すると表示されるScriptトレースビューアウィンドウ,およびトレースビューアのメニューの種類について説明します。また,トレースファイルを開いたときに表示されるウィンドウ,およびメニューの種類についても説明します。

<この項の構成>
(1)  Scriptトレースビューアウィンドウ
(2)  Scriptトレースビューアウィンドウのメニュー

(1)  Scriptトレースビューアウィンドウ

Scriptトレースビューアウィンドウ,およびウィンドウの各部の名称を,図3-4に示します。

図3-4 Scriptトレースビューアウィンドウ

[図データ]

(a) ツールバー

ツールバーには,メニューバーから選択できるコマンドの中から,頻繁に使用するコマンドだけをボタンの形で表示します。ボタンをマウスでクリックするだけで,該当するコマンドを実行できます。オプションメニューによって非表示にすることもできます。

Scriptトレースビューアウィンドウのツールバーには,次のコマンドのボタンが表示されます。

[保存]ボタン
トレースファイルを別名で保存します。
[表示]ボタン
トレースファイルの内容を表示します。
[削除]ボタン
トレースファイルを削除します。
[印刷]ボタン
トレースファイルを印刷します。
[終了]ボタン
トレースビューアを終了します。
[クリア]ボタン
トレースファイルを空(ファイルサイズ0)にします。
[すべて選択]ボタン
すべての項目を選択します。
[解析トレース]ボタン
解析トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[実行トレース]ボタン
実行トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[ユーザトレース]ボタン
ユーザトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[サーバトレース]ボタン
サーバトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[最新]ボタン
表示しているトレースファイルの情報を最新の情報に更新します。
[コンピュータの選択]ボタン
表示するトレースファイルの接続先コンピュータ名を設定します。
[ヘルプ]ボタン
JP1/Scriptのオンラインヘルプを表示します。
(b) ステータスバー

ステータスバーは,トレースビューアが現在実行している処理に関するメッセージや,処理終了後の状態に関するメッセージを表示するための領域です。

(c) クライアントエリア

ここには,トレースファイル情報(種別,ファイル名,行数,更新日時,格納先フォルダ)が表示されます。トレースファイル情報の左端には,各トレースファイルの実行状態がアイコンで表示されます。表示されるアイコンは,複数起動を許可されているスクリプトの場合と,複数起動を許可されていないスクリプトの場合とで異なります。各アイコンの見方を次に示します。

表3-11 複数起動を許可されているスクリプトの場合

表示 実行状態 意味
[図データ]
(白,黄緑)
実行中 一つ以上のスクリプトが実行中であることを表します。
[図データ]
(白,青)
正常終了(一部終了) 一つ以上のスクリプトが正常に終了したことを表します。
[図データ]
(白,赤)
システムエラー(一部終了) 一つ以上のスクリプトのコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプトの実行を中断したことを表します。
[図データ]
(白,黄)
ユーザエラー(一部終了) 一つ以上のスクリプトでAlertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。
[図データ]
(水色,青)
正常終了(すべて終了) すべてのスクリプトが正常に終了したことを表します。
[図データ]
(水色,黒)
未実行(すべて終了) すべてのスクリプトが1回も実行されていないことを表します(構文解析などのエラーでコマンドが実行されなかった場合などに表示されます)。
[図データ]
(水色,赤)
システムエラー(すべて終了) すべてのスクリプトが終了しましたが,一つ以上のスクリプトでコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプト実行を中断したことを表します。
[図データ]
(水色,黄)
ユーザエラー(すべて終了) すべてのスクリプトが終了しましたが,一つ以上のスクリプトでAlertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。

注※ 表示欄の括弧内はアイコンの丸印の色を表します。


表3-12 複数起動を許可されていないスクリプトの場合

表示 実行状態 意味
[図データ]  管理対象外 実行状態を管理しないファイル(解析トレース,ユーザトレース)であることを表します。
[図データ]
(黒)
未実行 スクリプトが1回も実行されていないことを表します。
[図データ]
(黄緑)
実行中 スクリプトが実行中であることを表します。
[図データ]
(青)
正常終了 スクリプトが正常に終了したことを表します。
[図データ]
(赤)
異常終了(システムエラー) スクリプトのコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプトの実行を中断したことを表します。
[図データ]
(黄)
異常終了(ユーザエラー) Alertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。

注※ 表示欄の括弧内はアイコンの丸印の色を表します。


(2)  Scriptトレースビューアウィンドウのメニュー

トレースビューアの機能をメニューごとに説明します。トレースビューアのメニュー一覧を表3-13に示します。

表3-13 トレースビューアのメニュー一覧

メニュー コマンド(機能) 機能概要
[ファイル] [名前を付けて保存] 選択されているトレースファイルに別の名前を付けて保存します。
[トレースファイルの表示] 選択されているトレースファイルの内容を表示します。
[トレースファイルの削除] 選択されているトレースファイルを削除します。
[印刷] 選択されているトレースファイルの内容を印刷します。
[トレースビューアの終了] トレースビューアを終了します。
[編集] [トレースファイルのクリア] トレースファイルを空(ファイルサイズ0)にします。
[すべて選択] すべての項目を選択します。
[表示] [ツールバー] ツールバーの表示・非表示を切り替えます。
[ステータスバー] ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。
[未使用時に最小化] 未使用のとき,最小化します。
[解析トレース] 解析トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[実行トレース] 実行トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[ユーザトレース] ユーザトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[サーバトレース] サーバトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。
[最新の情報に更新] トレースファイルの情報を最新の情報に更新します。
[オプション] [コンピュータの選択] 表示するトレースファイルの接続先コンピュータ名を設定します。
[ヘルプ] [目次] JP1/Scriptオンラインヘルプの目次を表示します。
[キーワードで検索] JP1/Scriptオンラインヘルプのキーワード一覧を表示します。
[ヘルプの使い方] オンラインヘルプの使い方を表示します。
[バージョン情報] トレースビューアのバージョン情報を表示します。