JP1/Script(Windows(R)用)

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2.9 NetExecコマンドによるリモート実行を許可するユーザの設定

NetExecコマンドによるリモート実行を許可するユーザを設定します。

操作
  1. NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを選定する。
    NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザはNetExecコマンドで呼び出す実行ファイルを実行する空間(サービス空間およびログオン空間)単位で選定してください。
  2. NetExecコマンド制限ポリシーファイルを配置するフォルダを作成する。
    JP1/Scriptのインストール先フォルダの配下に,Confフォルダを作成してください。
  3. NetExecコマンド制限ポリシーファイルを作成する。
    NetExecコマンドで呼び出す実行ファイルを実行する空間(サービス空間およびログオン空間)単位に作成してください。作成するファイルは次のとおりです。
    • サービス空間の場合に作成するファイル:SPTHSV_ACPファイル
    • ログオン空間の場合に作成するファイル:SPTHLSV_ACPファイル
  4. 作成したNetExec実行ユーザポリシーファイルをJP1/Scriptのインストール先フォルダ\Confフォルダに配置する。
    操作3.で作成したSPTHSV_ACPファイルおよびSPTHLSV_ACPファイルをJP1/Scriptのインストール先フォルダ\Confフォルダに配置してください。
  5. NetExecコマンド制限ポリシーファイルに,NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを設定する。
    次の手順で設定します。
    1. NetExecコマンド制限ポリシーファイルを右クリックして表示されるメニューから,[プロパティ]を選択する。
    [プロパティ]ダイアログが表示されます。
    2. [セキュリティ]タブの[追加]ボタンをクリックし,NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを追加する。
    [ユーザまたはグループの選択]ダイアログで,NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを選択してください。
    3. [セキュリティ]タブで追加したユーザを選択して,[アクセス許可]を次のとおり設定する。
    ・読み取り:許可
    ・書き込み:許可
    4. 不要なユーザが設定されていないか確認する。
    不要なユーザが設定されている場合は削除してください。
  6. NetExecコマンド制限ポリシーファイルにファイルの管理者ユーザを設定する。
    次の手順で設定します。
    1. NetExecコマンド制限ポリシーファイルを右クリックして表示されるメニューから,[プロパティ]を選択する。
    [プロパティ]ダイアログが表示されます。
    2. [セキュリティ]タブの[追加]ボタンをクリックし,ファイルの管理者ユーザを選択する。
    [ユーザまたはグループの選択]ダイアログで,ファイルの管理者ユーザを選択してください。
    3. [セキュリティ]タブで追加したユーザを選択して,[アクセス許可]を次のとおり設定する。
    フルコントロール:許可
  7. NetExecコマンド制限ポリシーファイルに,JP1/ScriptサービスおよびScriptランチャサービスの起動ユーザを設定する。
    JP1/Scriptサービスの場合はSPTHSV_ACPファイル,Scriptランチャサービスの場合はSPTHLSV_ACPファイルに対して,次の手順で設定します。
    1. NetExecコマンド制限ポリシーファイルを右クリックして表示されるメニューから,[プロパティ]を選択する。
    [プロパティ]ダイアログが表示されます。
    2. [セキュリティ]タブの[追加]ボタンをクリックし,JP1/ScriptサービスまたはScriptランチャサービスの実行ユーザを選択する。
    [ユーザまたはグループの選択]ダイアログで,各サービスの実行ユーザを選択してください。
    3. [セキュリティ]タブで追加したユーザを選択して,[アクセス許可]を次のとおり設定する。
    ・読み取り:許可
    ・書き込み:許可
  8. NetExecコマンド制限ポリシーファイルの配置先フォルダにリモート実行を許可するユーザを設定する。
    次の手順で設定します。
    1. Confフォルダを右クリックして表示されるメニューから,[プロパティ]を選択する。
    [プロパティ]ダイアログが表示されます。
    2. [セキュリティ]タブの[追加]ボタンをクリックし,NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを選択する。
    [ユーザまたはグループの選択]ダイアログで,NetExecコマンドでリモート実行を許可するユーザを選択してください。
    3. [セキュリティ]タブで追加したユーザを選択して,[アクセス許可]を次のとおり設定する。
    読み取り:許可
    4. 不要なユーザが設定されていないか確認する。
    不要なユーザが設定されている場合は削除してください。
  9. NetExecコマンド制限ポリシーファイルの配置先フォルダにJP1/ScriptサービスおよびScriptランチャサービスの起動ユーザを設定する。
    次の手順で設定します。
    1. Confフォルダを右クリックして表示されるメニューの[プロパティ]を選択する。
    [プロパティ]ダイアログが表示されます。
    2. [セキュリティ]タブの[追加]ボタンをクリックし,JP1/ScriptサービスおよびScriptランチャサービスの実行ユーザを選択する。
    [ユーザまたはグループの選択]ダイアログで,各サービスの実行ユーザを選択してください。
    3. [セキュリティ]タブで追加したユーザを選択して,[アクセス許可]を次のとおり設定する。
    ・読み取りと実行:許可
    ・フォルダの内容の一覧表示:許可
    ・読み取り:許可
  10. JP1/ScriptサービスおよびScriptランチャサービスを停止する。
  11. JP1/ScriptサービスおよびScriptランチャサービスを開始する。
    イベントログに次のメッセージが出力されていることを確認してください。
    JP1/Scriptサービスの場合
    「JP1/ScriptサービスのNetExecスレッド(NetExecコマンド実行ユーザ制限付き)を開始します。」
    Scriptランチャサービスの場合
    「ScriptランチャサービスのNetExecスレッド(NetExecコマンド実行ユーザ制限付き)を開始します。」

 

注意
NetExecコマンド制限ポリシーファイルを変更した場合は,JP1/ScriptサービスまたはScriptランチャサービスを再起動して,変更内容をNetExecコマンド制限ポリシーファイルに反映してください。