JP1/Script(Windows(R)用)
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
1.8.2 JP1/Scriptサービスの開始と監視
(1) JP1/Scriptサービスを開始する契機
Windows Vista以降のOSではJP1/Scriptサービスが常時,実行中の状態でなければなりません。他サービスからスクリプトファイルを起動する場合,スクリプトファイルを起動するサービスよりも前にJP1/Scriptサービスを開始する必要があります。
- JP1/Scriptサービスが実行中でない場合の影響
- JP1/Scriptサービスが実行中の状態でない場合,次に示す影響があります。
- スクリプトファイル起動時,解析/実行トレースが出力されない
スクリプトファイル起動時にJP1/Scriptサービスが実行中でない場合,イベントログに次の警告メッセージを出力します。
「ID 96:JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,解析/実行トレースに実行結果が出力されません。またMessage/EntryStartUp/CancelStartUp/グローバル変数操作コマンドの実行がエラーになります。JP1/Scriptサービスを開始してから実行してください。」
なお,JP1/Scriptサービスが実行中でない状態でもスクリプトファイルの起動は中止しません。
スクリプトファイルの実行中にJP1/Scriptサービスの状態が実行中になった場合,実行中になった以降の解析/実行トレースは出力されます。
- Target_File,Target_SPAFileまたはTarget_SPXFile指定のMessageコマンド,EntryStartUpコマンド,CancelStartUpコマンド,グローバル変数操作コマンドの実行が失敗する
JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外でエラーになった場合,_RTN_予約変数に_ERR_SERVICE_NOT_BEGIN_(値:536903968)が設定されます。
- サービスおよび他ユーザから実行したスクリプトプロセスをTerminateProcessコマンドで強制終了できない
指定されたプロセスIDのプロセスが存在しない場合と同様になるため,常に真(True)を返します。
- マネージャの[ファイル]−[実行環境の設定]−[すべての項目]メニュー,[ファイル]−[実行環境の設定]−[起動日時]メニューおよび[ツール]−[自動起動の設定]メニューで自動起動情報の設定ができない
JP1/Scriptサービスが実行中でない状態で実行された場合,次のエラーダイアログを表示して設定ダイアログの表示を中止します。
「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,実行できません。JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」
- マネージャの[ツール]−[オプション]メニューで各種オプションを設定できない
JP1/Scriptサービスが実行中でない状態で実行された場合,次のエラーダイアログを表示してオプションダイアログの表示を中止します。
「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,実行できません。JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」
- エディタの[モニタリング]−[実行環境の設定]メニューで自動起動情報を設定するダイアログを表示できない
自動起動情報の設定ができません。JP1/Scriptサービスが実行中でない状態で実行された場合,次のエラーダイアログを表示して設定ダイアログの表示を中止します。
「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,実行できません。JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」
- プロセスビューアにサービスおよび他ユーザで実行中のプロセスが表示できない
表示できない場合,次の警告ダイアログを表示した後,プロセスビューアを起動します。
「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,サービスから起動したプロセスおよび他ユーザで実行中のプロセスを表示しません。表示したい場合は,JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」
- トレースビューアが起動できない
起動できない場合,次のエラーダイアログを表示してトレースビューアの起動を中止します。
「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,実行できません。JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」
(2) JP1/Scriptサービスを稼働監視プログラムで監視する条件
Copyright (C) 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2012, Hitachi Solutions, Ltd.