JP1/Script(Windows(R)用)

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1.1 JP1/Scriptの特長

JP1/Scriptは,Windows上でジョブを制御するスクリプトを作成して実行するためのプログラムです。JP1/Scriptを使用することで,簡単にスクリプトを作成できます。

また,今までほかのシステムでジョブ制御を行っていた場合でも,ほかのシステムでのジョブ制御と同じようなイメージで,Windows上でもジョブ制御を実現できます。

  1. プログラムの作成/実行が容易
    JP1/Scriptは,Basic言語に似たコマンドで記述されたソースコードを逐次解釈しながら,実行するプログラムです。したがって,プログラムを作成/変更してから実行するまでの手間がなく,プログラムの作成/実行が容易です。
  2. プログラム編集/デバッグ時の負荷を軽減
    JP1/Scriptの専用エディタでは,簡易入力機能を使用して入力したコマンドやステートメントをボタン一つでエディタに貼り付けることができ,コマンドやステートメントの知識がなくても手軽に間違いなく作成できます。また,モニタリング機能を使えば,スクリプトの動作を見ながら実行できるので,デバッグ時の負荷が軽減できます。
  3. 目的に合った多様なコマンドを用意
    JP1/Scriptでは,ファイルやフォルダの操作やメッセージの出力などから,レジストリの操作,Windowsのシャットダウンなど,業務に必要なさまざまなコマンドを用意しています。
  4. メニュー機能による対話形式のプログラム作成が可能
    JP1/Scriptでは,メニュー機能を提供しています。メニュー機能を利用すれば,画面上で操作した内容を基にスクリプトを実行させることができ,対話業務にも適用できます。
  5. さまざまな機能を提供
    JP1/Scriptでは,このほかにもさまざまな機能を提供しています。
    例えば,作成したスクリプトを自動起動させたり,スクリプトから別のスクリプトやアプリケーションを自コンピュータ上や他コンピュータ上で実行させたりすることができます。
    また,プログラムの実行結果を取得できます。実行結果を取得することで,次の処理を判断できるため,プログラムの切り替えなど,柔軟な連携処理を実現できます。
    さらに,他のJP1製品と連携することで統合的なジョブ管理が実現できます。