5.5.2 ユーザーが値を設定するシェル変数
JP1/Advanced Shellでユーザーが値を設定して使用できるシェル変数を次の表に示します。
表5‒32 JP1/Advanced Shellで使用できるシェル変数
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シェル変数名
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ユーザーが設定する値
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CDPATH
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cdコマンドで移動するディレクトリが作業ディレクトリの下に存在しない場合,検索する候補のパスを指定します。
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ENV
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FPATH
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関数定義ファイルの格納ディレクトリを指定します。オートロード機能が有効な関数が参照された場合,または実行する関数が定義されていない場合に,指定したディレクトリを検索します。関数名と同じ名称のファイルの内容を読み込み,現在の環境で定義して実行します。
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HOME
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ホームディレクトリを指定します。
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IFS
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Internal Field Separatorの略です。指定された文字によって文字列の区切りを示します。また,IFSの先頭文字は「$*」を置換用の引数を区切る文字として使用します。初期値はスペース,タブ文字,改行文字です。
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PATH
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コマンドの検索パスを指定します。
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PS4
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シェルオプションxtraceが有効の場合に,各行の先頭に配置されるプロンプト文字列です。初期値は+です。
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SHELL
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シェル実行時に保持されるシェルのパス名を指定します。
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TMPDIR
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一時ファイルはすべて環境設定パラメーターTEMP_FILE_DIRに指定されたディレクトリに作成されるため,このシェル変数を変更しても無効となります。
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このほかに,#-adsh_path_varコマンドを使用した場合,WindowsとUNIX間でディレクトリのパスを変換するためのシェル変数を定義して使用できます。シェル変数の定義については,「5.8.5 パス名を扱うシェル変数を定義する」を参照してください。
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