3.2.5 バッチジョブ起動後のジョブコントローラの処理
バッチジョブは,ジョブコントローラのプロセスとして実行されます。ジョブコントローラの起動方法は次のとおりです。
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実行環境でJP1/AJSのスケジューリングに従って,JP1/AJS - Agentからコントローラが起動される
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実行環境でユーザーがコマンドを入力してジョブコントローラと呼ばれるプロセスを起動する
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開発PCでユーザーが開発環境の編集中にテスト実行をする
ジョブを起動したあと,ジョブコントローラは,次のようにジョブを処理します。
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ジョブコントローラが,バッチジョブを起動するオプションおよびJP1/Advanced Shellの環境ファイルを解析する。
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ジョブコントローラは,入力されたジョブ定義スクリプトファイルを初期段階で解析する。この解析処理では,コマンドを実行しないで,構文の解析とジョブの情報を格納するテーブルの作成を行う。
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ジョブコントローラのジョブ実行制御が,ジョブ定義スクリプトファイルを解析して実行する。
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スクリプト拡張コマンドで使用するファイル管理機能では,通常ファイル,一時ファイルおよびプログラム出力データファイルの割り当て・解放を行う。
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スクリプト拡張コマンドに指定されたシェル変数・環境変数では,ジョブステップの終了コードをシェル変数に格納したり,ジョブの情報を環境変数に設定したりして,ユーザープログラムから参照できるようにする。
WindowsまたはUNIXの実行環境では,ジョブ定義スクリプトを解析して実行します。ジョブ定義スクリプトの作成の詳細については,「4. JP1/Advanced Shell - Developerを使用する【Windows限定】」および「5. ジョブ定義スクリプトの作成」を参照してください。