JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編

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8.3 WSDLファイルの統合

Webサービス提供ホストがクラウド上にある場合で,WSDLファイルの各要素がそれぞれ異なるロケーションにあるときは,各要素の内容を一つのWSDLファイルに統合する必要があります。

ここでは,WSDLファイルを統合する操作例として,WCF WebサービスのWSDLファイルを一つに統合する場合の操作手順を示します。

  1. 接続するWebサービスのWSDLファイルを取得して,ファイルを開きます。

    [図データ]

  2. WSDLファイルのimport要素のschemaLocation属性にあるURL(手順1のWSDLファイルの(1)の部分)をWebブラウザで開きます。
    インポート元のWSDLファイルが表示されます。

    [図データ]

  3. WSDLファイルのschema要素(手順1のWSDLファイルの(2)の部分)を,インポート元のWSDLファイルのschema要素の内容に置き換えます。

    [図データ]

    WSDLファイルとインポート元のWSDLファイルの名前空間が異なる場合は,置き換え後に名前空間が正しく解決されるようにしてください。
  4. WSDLファイルにimport要素が複数存在する場合は,手順2〜3を繰り返して,すべてのschema要素をインポート元のWSDLファイルのschema要素の内容に置き換えます。
  5. WSDLファイルにSOAP1.1の名前空間(http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/)以外の名前空間のbinding要素およびservice要素がある場合は,それらの要素を削除します。
  6. 編集したWSDLファイルを保存します。
    注意
    • WCF WebサービスのWSDLファイルで,import要素の名前空間が「http://schemas.microsoft.com/2003/10/Serialization/」である個所は,WSDLファイルの内容を置き換える必要がありません。
    • WSDLファイルにSOAP1.1基本機能以外の要素がある場合,標準WSジョブの実行時に無視されます。