JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編

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4.2.4 Webサービス提供ホストでの作業

Webサービス提供ホストで必要な作業について説明します。

<この項の構成>
(1) Webサービス提供ホストをオンプレミスで構築する場合
(2) Webサービス提供ホストをクラウド上に構築する場合

(1) Webサービス提供ホストをオンプレミスで構築する場合

Webサービス提供ホストをオンプレミスで構築する場合,Cosminexus Application Server,WebSphere Application Server,またはWebLogic Serverのインストールとセットアップが必要です。

Cosminexus Application Serverのインストールとセットアップについては,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」またはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 システム構築・運用ガイド」を参照してください。

WebSphere Application Server,またはWebLogic Serverのインストールとセットアップについては,それぞれのマニュアルを参照してください。

(2) Webサービス提供ホストをクラウド上に構築する場合

Webサービス提供ホストをクラウド上に構築する場合,Windows AzureまたはAmazon EC2で,Webアプリケーションサーバの構築やWebサービスの開発を行います。詳細については,利用するクラウドサービスのドキュメントを参照してください。

Windows Azure
Windows Azureを使用する場合,WebロールおよびWorkerロール上で動作する,次のどちらかのWebサービスを開発します。
  • ASP.NET XML Webサービス
  • WCF Webサービス
Workerロールを使用する場合は,SOAPでアクセスできるエンドポイントを定義してください。また,WCF Webサービスを開発する場合は,バインディングに「basicHttpBinding」を使用するように設定してください。
Amazon EC2
Amazon EC2を使用する場合,AMIにWindows Server 2008 R2 Baseを使用します。WebアプリケーションサーバにはIISを使用します。
また,次のどちらかのWebサービスを開発します。
  • ASP.NET XML Webサービス
  • WCF Webサービス
Amazon EC2はデフォルトではすべてのポートが閉じているため,ポートを開放する必要があります。Amazon EC2のコンソールでSecurity Groupに使用するポートを定義して,ポートを開放してください。
また,OS側ファイアウォールなどの設定のために使用するポートが閉じられていて,接続できないことがあります。その場合は,AMI上で使用するポートも開放する必要があります。