JP1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant
トラブルが発生したときに,資料を採取しておくと,トラブルが発生した原因が調査できます。調査して原因がわかると,発生したトラブルに対処できます。トラブル発生時の資料の採取方法を次に示します。
資料採取ツールを実行します。資料採取ツールのセットアップについては,「3.6 資料採取ツールのセットアップ」を参照してください。
ツールの実行例を次に示します。
c:\>c:\usertools\_04.bat
資料採取ツールの実行結果は,デフォルトでは「%TEMP%\jp1ajs2\backlog」下の次のフォルダに出力されます。このファイルをバックアップしてください。
資料採取ツールは,採取する資料を限定するオプションも提供しています。次に資料採取ツールの文法について説明します。
_04.bat
[-t]
[-u]
| 0 | 正常終了。 |
| 0以外の値 | 異常終了。 |
| メッセージ | 説明 | 動作 |
|---|---|---|
| Finished. Press any key. | 処理が正常に終了しました。何かキーを押してください。 | ユーザーの応答を待ちます。 |
| Failed. Press any key. | 処理が正常に終了しませんでした。何かキーを押してください。 出力されたOSのメッセージなどを参照し,エラー要因を取り除いたあとに再度実行してください。 |
ユーザーの応答を待ちます。 |
| File ファイル名 is exist. Delete to continue? (y/n) |
前回実行したときに作成されたファイルが存在します。 削除して処理を継続する場合は「y」を,中止する場合は「n」を押してください。 |
ユーザーの応答を待ちます。 |
| Directory ディレクトリ名 is exist.Delete to continue? (y/n) | 前回実行したときに作成されたディレクトリが存在します。 削除して処理を継続する場合は「y」を,中止する場合は「n」を押してください。 |
ユーザーの応答を待ちます。 |
| Error exist in option. | オプションの指定に誤りがあります。正しいオプションを指定して再度実行してください。 | 処理を終了します。 |
| The collection of detailed information on JP1/Base begins. | JP1/Base の詳細情報の採取を開始します。 | 処理を継続します。 |
| The collection of detailed information on JP1/Base ended. | JP1/Base の詳細情報の採取を終了します。 | 処理を継続します。 |
| The collection of Event Log in text format begins. | テキスト形式でイベントログの採取を開始します。 | 処理を継続します。 |
| The collection of Event Log in text format ended. | テキスト形式でイベントログの採取を終了します。 | 処理を継続します。 |
_04.bat
Windowsの[イベントビューア]ウィンドウで,Windowsイベントログを確認してください。また,ファイルに出力してください。
WindowsでSTOPエラーが発生すると,メモリーダンプが出力されます。このダンプファイルを採取してください。
また,トラブル発生時には,クラッシュダンプが出力されます。このダンプファイルは資料採取ツールで採取できます。
トラブル発生時にメモリーダンプおよびクラッシュダンプが出力されるようにするには,それぞれ設定が必要です。ログ情報を採取するための設定については,「3.6 資料採取ツールのセットアップ」を参照してください。設定をすれば,これらのダンプファイルは,指定したパスに出力されます。
Windows Server 2008の場合,資料採取ツールでダンプファイルを取得できないため,JP1/AJS3 - Web Operation Assistantのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,エラーダイアログボックスが表示されている状態で,次の操作を行ってください。
マシン上の問題点を検出し,それぞれの問題に対する解決策を調査できます。Windows Server 2008でJP1/AJS3 - Web Operation Assistantのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合,次の手順で問題レポートを採取してください。
Windowsの[タスクマネージャ]ウィンドウの[プロセス]タブで,監視先のJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerのプロセスの動作状態を確認してください。
JP1/AJS3 - Managerのプロセスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」にあるJP1/AJS3 - Managerのプロセス一覧の説明を参照してください。JP1/AJS2 - Managerのプロセスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」にあるJP1/AJS2 - Managerのプロセス一覧の説明を参照してください。
Windowsの[タスクマネージャ]ウィンドウの[プロセス]タブで,JP1/AJS3 - Web Operation Assistantのプロセスの動作状態を確認してください。
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantのプロセスについては,「付録B プロセス一覧」を参照してください。
トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示します。
次に示すハードコピーを採取してください。
その他の必要な情報を採取してください。
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