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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit APIリファレンス


2.3.18 rerunメソッド

〈この項の構成〉

(1) 説明

実行が終了したジョブネットやジョブの実行結果を指定して,再実行できます。

再実行できる実行が終了したジョブネットおよびジョブの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」の実行が終了したジョブネットやジョブの再実行について記載している個所を参照してください。

(2) 形式

ルートジョブネットの場合
public void rerun(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String execID,
  RootRerunType rerunMethod,
  EnumSet<RerunOption> rerunOptions) throws AjsCdException
ネストジョブネット,またはジョブの場合
public void rerun(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String execID,
  RerunType rerunMethod,
  EnumSet<RerunOption> rerunOptions) throws AjsCdException

(3) 実行権限

ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。

(4) 引数

引数名

省略

説明

manager

不可

要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。

serviceName

不可

要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。

unitName

不可

要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。

execID

不可

実行IDを,文字列で指定します。

指定する形式は「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」です。

rerunMethod

不可

再実行方法を定数で指定します。

指定できる値と内容はルートジョブネットの場合は「付録A.1 (7)RootRerunType」,ネストジョブネットまたはジョブの場合は「付録A.1 (8)RerunType」を参照してください。

ユニット種別にあった指定がされなかった場合は引数エラーとして例外を発生させます。

rerunOptions

不可

再実行するユニットを保留状態にするか,異常状態の先行ユニットを警告終了にするかを定数で指定します。

指定は「付録A.1 (9)RerunOption」の組み合わせをEnumSetで指定します。どちらも指定しない場合は,空のenumセットを指定してください。

「rerunMethod」と同時に指定できない組み合わせ,またはユニット種別にあった指定がされなかった場合は引数エラーとして例外を発生させます。

(5) 戻り値

なし。

(6) 例外

例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。