Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit APIリファレンス


2.3.6 registerFixedExecメソッド

〈この項の構成〉

(1) 説明

指定されたジョブネットを確定実行登録します。

確定実行登録できるジョブネットの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」のジョブネットの実行登録について記載している個所を参照してください。

(2) 形式

public void registerFixedExec(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String fixedScheduleFrom,
  java.lang.String fixedScheduleTo,
  int futureGeneration,
  PlannedTimePassedType passedDaemonStarts,
  AjsCdMacroVariableList macro) throws AjsCdException

(3) 実行権限

ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。

(4) 引数

引数名

省略

説明

manager

不可

要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。

serviceName

不可

要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。

unitName

不可

要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。

fixedScheduleFrom

確定実行スケジュールで実行する[確定期間]の開始年月日を,「YYYYMMDD」形式の文字列で指定します。指定できる値を次に示します。

  • YYYY:年を指定します。年に指定できる値は,1994〜2036(単位:年)です。

  • MM:月を指定します。月に指定できる値は,01〜12(単位:月)です。

  • DD:日にちを指定します。日にちに指定できる値は,01〜31(単位:日)です。

指定する年月日は,要求先JP1/AJS3 - Managerが認識する年月日で指定してください。確定期間開始年月日を指定した場合,確定期間終了年月日は必ず指定してください。指定されていない場合,例外クラスが送出されます。

確定期間指定を行わない場合はnullを指定してください。

fixedScheduleTo

確定実行スケジュールで実行する[確定期間]の終了年月日を,「YYYYMMDD」形式の文字列で指定します。指定できる値を次に示します。

  • YYYY:年を指定します。年に指定できる値は,1994〜2036(単位:年)です。

  • MM:月を指定します。月に指定できる値は,01〜12(単位:月)です。

  • DD:日にちを指定します。日にちに指定できる値は,01〜31(単位:日)です。

指定する年月日は,要求先JP1/AJS3 - Managerが認識する年月日で指定してください。確定期間終了年月日を指定した場合,確定期間開始年月日は必ず指定してください。指定されていない場合,例外クラスが送出されます。

確定期間指定を行わない場合はnullを指定してください。

futureGeneration

何回先まで実行予定を作成するかの[未来世代数]を,数値で指定します。指定できる値は,1〜99(単位:世代)です。

[確定期間]と[未来世代数]を同時に指定した場合,実行スケジュールは次のように定義されます。

  • [確定期間]で指定した確定実行スケジュールの実行予定回数が,[未来世代数]で指定した確定実行スケジュールの実行予定回数より多い場合(処理サイクル1日単位)

    [確定期間]で指定した確定実行スケジュールの実行予定回数分だけ,確定実行登録されます。ジョブネット実行終了時に確定世代が未来世代数より少なくなると,確定世代が未来世代数になるように新たな世代が登録されます。

  • [確定期間]で指定した実行予定の回数が,[未来世代数]で指定した実行予定の回数より少ない場合(処理サイクル1日単位)

    [未来世代数]で指定された確定実行スケジュールの実行予定回数分だけ,確定実行登録されます。ジョブネット実行終了時に確定世代が未来世代数より少なくなると,確定世代が未来世代数になるように新たな世代が登録されます。

確定未来世代数の指定を行わない場合は0を指定してください。

passedDaemonStarts

不可

デーモン起動時に予定時刻を超過していた場合の動作を定数で指定します。

指定できる値と内容は「付録A.1 (1)PlannedTimePassedType」を参照してください。

この項目は,サービス起動モードが[ウォーム](warm)の場合に有効です。その他の場合は無視されます。

macro

ルートジョブネット配下のジョブで使用しているマクロ変数に設定する情報を,マクロ変数リストクラスで指定します。

設定の詳細については,「3.5 マクロ変数リストクラス(AjsCdMacroVariableList)」を参照してください。

マクロ変数を引き継がない場合は「null」を指定してください。

(5) 戻り値

なし。

(6) 例外

例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。