ajscon
形式
ajscon [-bmd] [-a ログイン情報ファイル名] [-h 接続先ホスト名]
機能
JP1/AJS3 Console Viewを起動します。
実行権限
なし
格納先ディレクトリ
JP1/AJS3 - Viewインストール先フォルダ\bin\
引数
-bmd
起動時のモードを定義モードにします。ほかで監視中のため定義モードにできない場合は,エラーメッセージを表示したあと,監視モードになります。
省略時は監視モードでJP1/AJS3 Console Viewを起動します。
-a ログイン情報ファイル名
JP1/AJS3 Console Managerにログインするために必要な情報(ユーザー名,パスワード,接続先ホスト名)が定義されている,ログイン情報ファイルの名称を指定します。
このオプションを指定した場合,[ログイン]画面を表示することなく,自動ログインできます。
JP1/AJS3 Console Viewの[環境設定]ダイアログボックスで自動ログインの設定がされている場合でも,このオプションで指定したログイン情報ファイルに定義されている情報が有効になります。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。ログイン情報ファイル名には次の記号は指定できません。
-
空白文字を含むファイル名
-
「-(ハイフン)」で始まるファイル名
空白文字を含むファイル名を指定した場合は,空白文字の前までがファイル名になります。「-(ハイフン)」で始まるファイル名を指定した場合は,ログイン情報ファイルとして認識されないで,次のエラーメッセージが表示されて,JP1/AJS3 Console Viewが終了します。
「KAVC4013-E 必要なパラメーターが不足しています。[-a]」
ログイン情報ファイルは,次の場所に作成する必要があります。
JP1/AJS3 - Viewインストール先フォルダ\conf\
confディレクトリ配下にログイン情報ファイルがない場合,エラーメッセージ「KAVC4020-E ログイン情報ファイル((ファイル名))が見つかりません。」が表示され,JP1/AJS3 Console Viewが終了します。
ログイン情報ファイルは,次の形式で記述します。
username=ログインユーザー名 password=パスワード host=接続先ホスト名
各行には,改行を必ず入れてください。同じキーワードを含む行を複数定義した場合,最後に定義した行の値が有効になります。username,password,host以外のキーワードを定義した場合,そのキーワードは無視されます。行頭に「#」を記載することで,その行はコメントとして扱われます。次に例を示します。
#これは業務サーバへのログイン情報ファイルです username=user1 password=user0000 host=apserve
-h 接続先ホスト名
自動ログインする場合に,接続先ホストを一時的に変更したいときに指定します。
-aオプションのログイン情報ファイルまたは環境設定による自動ログインの設定で接続先ホスト名が指定されていても,-hオプションで指定されたホストに対してログインを行います。起動コマンドの引数として,-aオプションと-hオプションを同時に指定する場合には,ログイン情報ファイルで接続先ホスト名を指定する必要は ありません。
-aオプションのログイン情報ファイルまたは環境設定による自動ログインを行わないときは,起動時に表示するログイン画面の[接続ホスト名]の初期表示として指定されたホスト名を表示します。
注意事項
-
このコマンドを実行する前に,JP1/AJS3 Console Viewをセットアップしておく必要があります。
-
ログイン情報ファイルの名称を指定する場合,「"(ダブルクォーテーションマーク)」でファイル名を囲まないでください。「"(ダブルクォーテーションマーク)」でファイル名を囲むと,エラーメッセージKAVC4020-Eが表示されます。
-
オプションと値との間は,必ず1バイト以上の空白文字で区切ってください。
-
ログイン情報ファイルのアクセス制限の設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajs」の注意事項を参照してください。
戻り値
0 |
正常終了。 |
0以外の値 |
異常終了。 |