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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


14.2.4 通信オプションを設定する

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerへの接続リトライ回数,リトライ間隔,要求応答待ち時間,および接続確認間隔を設定できます。

指定場所

共通設定ファイル

詳細については,「14.1.1 カスタマイズ方法の種類」を参照してください。

指定内容

次の形式で指定します。

通信オプションのキーワード=アラビア数字(10進法)(改行)

通信オプションのキーワードと設定できる値を次の表に示します。なお,キーワードは大文字で入力してください。

表14‒1 通信オプションのキーワードと設定できる値

項番

通信オプション

キーワード

設定できる値

1

接続リトライ回数

CONN_RETRYCOUNT

0〜2,147,483,646(単位:回数)

デフォルトは1です。

2

リトライ間隔

CONN_INTERVAL

0〜600(単位:秒)

デフォルトは10です。

3

要求応答待ち時間

REQ_WAITTIME

30〜604,800(単位:秒)

デフォルトは300です。

4

認証待ち時間

SESSION_WAITTIME

30〜604,800(単位:秒)

デフォルトは300です。

5

接続確認間隔

KEEP_ALIVE

30〜604,800(単位:秒)

デフォルトは300です。

キーワードの部分は,大文字と小文字を区別して指定してください。指定した文字に誤りがある場合,それぞれのオプションの設定は有効になりません。また,指定した値が,10進数以外の数字であったり,設定できる値の範囲外であったりした場合は,デフォルトのままになります。

なお,同じキーワードに対して複数の値を設定した場合は,最後に設定した値が有効になります。

指定例

リトライ間隔を60秒にします。

CONN_INTERVAL=60(改行)

通信オプションのキーワードについて,次に説明します。

CONN_RETRYCOUNT

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerに接続できなかったときにリトライする,接続リトライ回数を10進数字で指定します。

CONN_INTERVAL

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerに接続できなかったときの接続リトライの間隔(単位:秒)を10進数字で指定します。

REQ_WAITTIME

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerに要求を送ったあと,JP1/AJS3 Console Managerから応答を得るまでの最大待ち時間(単位:秒)を10進数字で指定します。

SESSION_WAITTIME

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerにログインおよび再接続するときに,要求を送ったあと,JP1/AJS3 Console Managerから応答を得るまでの最大待ち時間(単位:秒)を10進数字で指定します。

KEEP_ALIVE

JP1/AJS3 Console ViewからJP1/AJS3 Console Managerに定期的に接続確認要求を送信する間隔(単位:秒)を10進数字で指定します。また,接続先のJP1/AJS3 Console Managerでも,ここで設定した値で,JP1/AJS3 Console Viewに対して接続を確認します。ただし,JP1/AJS3 Console Viewでは,接続確認する時間になった時点で,モーダルダイアログボックスの表示中であったり,画面が処理中であったりする場合は,次回接続確認時間まで処理されません。