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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


14.1.1 カスタマイズ方法の種類

[メインスコープ]ウィンドウおよび[サブスコープ]ウィンドウのカスタマイズ方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) カスタマイズ方法一覧

[メインスコープ]ウィンドウおよび[サブスコープ]ウィンドウのカスタマイズ方法には,次の4種類があります。

(2) ユーザー設定ファイル(ajs2coview_opt.conf)によるカスタマイズ

ユーザー設定ファイル(ajs2coview_opt.conf)とは,JP1/AJS3 Console ViewにログインするJP1ユーザーごとに,カスタマイズした情報が有効になるファイルです。

ユーザー設定ファイルを使用したカスタマイズ手順を次に示します。

  1. ユーザー設定ファイルのモデルファイル(ajs2coview_opt.conf.model)を任意のフォルダにコピーする。

    ajs2coview_opt.conf.modelファイルが格納されているフォルダを次に示します。

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf

  2. コピーしたモデルファイルをテキストエディターで開く。

  3. カスタマイズする内容を指定して,保存する。

    カスタマイズするオプションの先頭の「#」を削除して,値を設定します。

  4. ファイル名を「ajs2coview_opt.conf」に変更し,次の格納場所に移動する。

    ユーザー設定ファイルを格納するフォルダを次に示します。

    Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vistaの場合

    %ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\JP1ユーザー名

    %ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

    Windows Server 2003またはWindows XP Professionalの場合

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\JP1ユーザー名

    注※

    JP1ユーザー名に次の名称を使用する場合は,JP1ユーザー名ごとに作成されるフォルダは,「(」,「)」で囲まれた名称になります。

    ・デバイス名(NUL,CON,AUX,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRNなど)

    ・デバイス名.拡張子

    ・「.(ピリオド)」で始まる名称

  5. JP1/AJS3 Console Viewを起動する。

    ユーザー設定ファイルを格納したあとに起動したJP1/AJS3 Console Viewから,カスタマイズした内容が有効になります。

注意事項

ユーザー設定ファイルがない場合,JP1/AJS3 Console Viewはデフォルト値で動作します。

(3) システム共通設定ファイル(ajs2coview_common.conf)によるカスタマイズ

システム共通設定ファイル(ajs2view_common.conf)とは,JP1/AJS3 Console Viewが起動しているホスト単位で有効になるファイルです。ログインしたJP1ユーザーとは関係なく,ホスト単位で適用されます。

複数のホストにカスタマイズ内容を適用したい場合は,必要なホストに,システム共通設定ファイルをコピーしてください。

システム共通設定ファイルを使用したカスタマイズ手順を次に示します。

  1. システム共通設定ファイルのモデルファイル(ajs2coview_common.conf.model)を,任意のフォルダにコピーする。

    ajs2coview_common.conf.modelファイルが格納されているフォルダを次に示します。

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf

  2. コピーしたモデルファイルをテキストエディターで開く。

  3. カスタマイズする内容を指定して,保存する。

    カスタマイズするオプションの先頭の「#」を削除して,値を設定します。

  4. ファイル名を「ajs2coview_common.conf」に変更し,次の格納場所に移動する。

    システム共通設定ファイルを格納するフォルダを次に示します。

    Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vistaの場合

    %ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf

    %ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

    Windows Server 2003またはWindows XP Professionalの場合

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf

  5. JP1/AJS3 Console Viewを起動する。

    システム共通設定ファイルを格納したあとに起動したJP1/AJS3 Console Viewから,カスタマイズした内容が有効になります。

注意事項
  • システム共通設定ファイルを変更する必要がないユーザーには,「読み取りと実行」および「読み取り」だけを許可することを推奨します。

  • システム共通設定ファイルがない場合,JP1/AJS3 Console Viewはデフォルト値を仮定して動作します。

(4) 共通設定ファイル(ajscon.conf)によるカスタマイズ

共通設定ファイル(ajscon.conf)とは,JP1/AJS3 Console Viewでログインする全JP1ユーザーに,カスタマイズした情報が有効になるファイルです。

共通設定ファイルを使用したカスタマイズ手順を次に示します。

  1. 共通設定ファイル(ajscon.conf)をテキストエディターで開く。

    ajscon.confファイルが格納されているフォルダを次に示します。

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf

  2. カスタマイズする内容を指定して,保存する。

  3. JP1/AJS3 Console Viewを起動する。

    共通設定ファイルを格納したあとに起動したJP1/AJS3 Console Viewから,カスタマイズした内容が有効になります。カスタマイズした内容でJP1/AJS3 Console Viewを使用したい場合は,必ずJP1/AJS3 Console Viewを再起動してください。

(5) JP1/AJS3 Console Viewのダイアログボックスやメニューによるカスタマイズ

JP1/AJS3 Console Viewのダイアログボックスやメニューを使用することで,JP1/AJS3 Console Viewをカスタマイズできます。