12.2 例題を実施する前に必要な準備
このシステムで例題を実施する前に必要な準備を次に示します。
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「user1」というJP1ユーザーで,東京本社のJP1/AJS3 Console Managerにログインできる環境である。
認証サーバである東京本社のホスト「host1」に,「user1」というJP1ユーザーを登録してある。
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各支店では,「user1」というJP1ユーザーでJP1/AJS3 Console Managerからアクセスできる環境である。
各支社のホスト「host2」,「host3」,「host4」で,「user1」というJP1ユーザーをOSユーザーにマッピングしてある。
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各支店では,監視されるジョブネット「受注処理(日次)」「受注処理(週次)」「受注処理(月次)」の下位にあるすべてのユニットに対して,「user1」というJP1ユーザーで操作できるJP1権限レベルが設定されている。
監視する業務に対して,「user1」というJP1ユーザーに,「JP1_AJS_Operator」というJP1権限レベルを設定している。
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各支店では,「AJSROOT1」というジョブグループの下位にある「受注処理(日次)」「受注処理(週次)」「受注処理(月次)」というルートジョブネットが実行登録されている。
東京本社のJP1/AJS3 Console Managerにログインできる環境の構築と,監視先でJP1/AJS3 Console Managerからアクセスできる環境の構築については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.6 業務を集中監視する場合のユーザー管理の検討」を参照してください。また,JP1権限レベルの設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4 設定するアクセス権限の検討」を参照してください。