2.10.1 Outlookを使用しないメール送信ジョブのトラブルへの対処
- 〈この項の構成〉
(1) プロファイルの作成方法がわからない
プロファイルを作成するには,jpomailprofコマンドに-addオプションを指定して実行します。
プロファイルの作成方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 2.2.2(2) プロファイルを作成する」を,jpomailprofコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド jpomailprof」を参照してください。
(2) SMTPサーバとの通信に失敗する
JP1/AJS3 - Viewの[実行結果詳細]ダイアログボックスで,メッセージKAVT3828-E〜KAVT3833-Eのどれかが出力されていないか確認してください。出力されている場合は,プロファイルの設定が誤っているおそれがあります。メッセージの対処方法に従って,プロファイルを見直してください。
(3) メール送信ジョブが異常終了する
次の内容について,確認・対応してください。
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JP1/AJS3 - Viewの[実行結果詳細]ダイアログボックスで,メッセージKAVT3825-Eが出力されていないか確認してください。出力されている場合は,プロファイルへのアクセスに失敗したおそれがあります。メッセージの対処方法に従って,実行ユーザーのアクセス権限を見直してください。
(4) メール送信ジョブが実行中のままでメールの送受信ができない
次の内容について,確認・対応してください。
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次の二つのプロファイルの名称が同じであることを確認してください。全角・半角,大文字・小文字は区別されるため注意してください。
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実際に作成したプロファイルの名称
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メール送信ジョブに指定したプロファイルの名称
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接続しようとしているメールサーバが起動していることを確認してください。
(5) メール送信ジョブが正常終了したのにメールが届かない
メール送信ジョブが正常終了していれば,SMTPサーバにメールは送信できています。次の点を確認してください。
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メールの宛先が正しいか,該当するジョブの定義内容をJP1/AJS3 - Viewで確認してください。宛先が誤っている場合は,メール送信ジョブの定義を修正してください。
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送信したSMTPサーバのログを確認して,正しくメールが送信されたか確認してください。正しくメールが送信されていた場合は,通信経路,または受信側のどちらかに問題があります。必要に応じて対処してください。
(6) メール送信ジョブを強制終了したのにtelsmail.exeプロセスが残る
メール送信ジョブを強制終了したときに,telsmail.exeプロセスが JP1/AJS3 から切り離されて,続行中の処理が完了するまで一定時間残ることがあります。
次の内容について,確認・対応してください。
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メール送信ジョブを強制終了したあとに,タスクマネージャーやタスクリストなどでtelsmail.exeプロセスが残っているか確認してください。残っている場合は,手動で終了してください。