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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


11.1.3 クラスタシステムでJP1/AJS3 Consoleを使用した構成例

JP1/AJS3 Consoleも,クラスタシステムに対応しています。JP1/AJS3 Console Managerをクラスタ構成にすることで,JP1/AJS3 Console Managerホストに障害が発生した場合にフェールオーバーして業務監視を継続できます。また,論理ホスト上のJP1/AJS3 - Managerで管理している業務を監視できます。

なお,クラスタシステムで論理ホストを運用している場合も,シングルサーバの場合と同じように操作できます。

論理ホスト上のJP1/AJS3 Console Managerを使用する場合には,JP1/AJS3 Console Viewの[ログイン]画面で,[接続ホスト名]に論理ホストのホスト名またはIPアドレスを指定します。また,論理ホスト上のJP1/AJS3 - Managerで管理している業務を監視する場合は,JP1/AJS3 Console Viewの[詳細定義−[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスで,[監視対象]の[ホスト名]に論理ホストのホスト名またはIPアドレスを指定します。

JP1/AJS3 Console Manager,JP1/AJS3 Console Agentサービスはマシンに一つのサービスです。しかし,クラスタソフトによる共有ディスクおよび論理IPアドレスの移動に伴い,論理ホストごとに処理を切り分けることで,クラスタシステムに対応しています。次の図に論理ホストでのJP1/AJS3 Consoleの各サービスの動作を示します。

図11‒2 JP1/AJS3 Console Managerの論理ホスト運用での動作

[図データ]

図11‒3 JP1/AJS3 Console Agentの論理ホスト運用での動作

[図データ]