8.5.1 スケジューラーサービスを起動する
スケジューラーサービスだけを起動させる場合,jajs_spmdコマンドまたはajsstartコマンドを使用します。コマンドのオプションで,ジョブネットやジョブの実行状態を制限して起動させることができます。
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コールドスタートする
すべてのジョブネットの実行登録を強制的に解除してスケジューラーサービスを起動します。
JP1/AJS3のスケジューラーデータベースのテーブル構造が変更された場合には,コールドスタートする必要があります。
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ウォームスタートする
スケジューラーサービス停止時の状態を引き継いで起動します。ただし,停止時に「実行中」状態だったジョブネットやジョブは終了状態になります。
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ホットスタートする
スケジューラーサービス停止時の状態を引き継いで起動します。停止時に「実行中」状態であったジョブネットやジョブの実行を継続します。
jajs_spmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド jajs_spmd」を参照してください。
これら以外の高度なオプションを指定してスケジューラーサービスを起動する場合は,ajsstartコマンドを使用してください。ajsstartコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsstart」を参照してください。
- 注意事項
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コールドスタートを指定した場合は,実行登録されているジョブネットの結果情報をすべて消去してからスケジューラーサービスを起動するため,実行結果がすべて無効になります。また,コールドスタート後に,ジョブネットを再実行登録する必要があります。
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コールドスタートの処理では,JP1/AJS3 - Viewの終了を待つため,コールドスタートを指定する場合は,JP1/AJS3 - Viewからの接続を切断した状態で実行してください。
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