4.3.2 ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewでユニットを退避する手順
ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewでユニットを退避するために必要な権限を次の表に示します。
対象 |
退避に必要な操作権限 |
---|---|
退避ボックス |
OSユーザーでの更新権限 |
退避するユニット |
JP1ユーザーでの参照権限※ |
退避する階層の上位のユニット |
JP1ユーザーでの参照権限※ |
退避する階層の下位のユニット |
JP1ユーザーでの参照権限※ |
- 注※
-
退避したユニットを回復するためには,退避した時点のユニットに更新権限が必要です。もし,更新権限を持たないユーザーが退避を実行した場合,回復は,Administrators権限またはスーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングしたJP1ユーザーで実行してください。ただし,環境設定パラメーターADMACLIMITに「yes」を設定している場合は,更新権限を持つJP1ユーザーで回復を実行してください。
環境設定パラメーターADMACLIMITの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.9.2(4) ADMACLIMIT」を参照してください。
JP1/AJS3 - Viewでユニットを退避する手順を説明します。
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットエディタ]ウィンドウで,退避させたいユニットを選択する。
ツリーエリアでジョブグループやジョブネットを選択した場合は,選択したジョブグループやジョブネットの直下にあるユニットが退避の対象になります。
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[ファイル]−[退避]を選択する。
[退避]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの[ユニットの要素]には,選択したユニットが表示されています。
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ユニットの退避先の退避ボックス名を入力する。
既存の退避ボックス名をダブルクリックすると,そのボックス名が[退避ボックス名]に入力されます。
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[退避の対象]に退避させたいユニットの名称を入力する。
[ユニットの要素]に表示されている名称をダブルクリックすると,その名称が[退避の対象]に入力されます。
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ほかに必要な情報を定義して[OK]ボタンをクリックする。
選択したユニットが退避されます。
ajsbackupコマンドでユニットを退避する例を次に示します。
- (例)
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新規の退避ボックス(BACKUP)に,ユニット(/UNIT)を退避する場合
ajsbackup -m -n BACKUP /UNIT
ajsbackupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsbackup」を参照してください。