Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1


7.1.2 資料採取ツール(_04.bat)の注意事項

  1. 07-10以降の資料採取ツール(_04.bat)と07-10より前のバージョンの資料採取ツール(_04.bat)では,次の表に示す相違があります。

    表7‒3 資料採取ツール(_04.bat)の相違点

    機能

    07-10以降

    07-10より前のバージョン

    次の資料の採取

    • Windowsレジストリー情報

    • Windowsイベントログ情報

    • マシン構成情報

    • サービス起動されているPP一覧

    • データベース格納フォルダのファイルリスト情報

    • JP1/Baseのファイルリスト情報

    • core解析に必要な情報

    採取する。

    採取しない。

    論理ホストの指定

    資料採取ツール(_04.bat)の実行時に論理ホスト名を指定する。

    資料採取ツール(_04.bat)の環境設定で,論理ホストごとの情報格納フォルダを設定する。

    初期調査ファイルの分離

    初期調査ファイルを専用フォルダに保存する。

    初期調査に必要なファイルが分散して出力される。

    JP1/AJS3サービス起動中でのログの採取

    資料採取ツール(_04.bat)実行時に-sオプションを指定する。

    採取不可。

  2. 07-10より前のバージョンの資料採取ツール(_04.bat)をカスタマイズして,既存の情報以外の情報を取得していた場合,07-10以降にバージョンアップしても07-10以降の資料採取ツール(_04.bat)には反映されません。

  3. 64ビット版Windowsを使用し,WOW64(Windows On Windows 64)環境下でJP1/AJS3の資料採取ツール(_04.bat)で資料採取する場合,資料採取ツール(_04.bat)を修正する必要があります。ただし,使用しているJP1/AJS3のバージョンが09-00-06以降の資料採取ツール(_04.bat)の場合には,次に示す修正操作は不要です。

    資料採取ツール(_04.bat)を修正する手順を,次に示します。

    1. 資料採取ツール(_04.bat)を任意のフォルダにコピーする。

    2. テキストエディターを使用して,コピーしたバッチファイルを次のように編集し,任意のファイル名で保存する。

    [図データ]