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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


4.5.5 ジョブネットやジョブの実行を中止する

ジョブネットやジョブの次回実行予定,または確定スケジュールを取り消します。

計画実行登録したジョブネットに対する実行中止は,変更を解除して元の実行予定に戻せます。ただし,確定実行登録したジョブネットに対する実行中止は,解除できません。

実行中止したネストジョブネット,およびジョブは,実行条件を満たすと「未計画」から「計画未実行」状態となり,後続ジョブネット,およびジョブが実行されます。

実行の中止は,プランニンググループの下位にあるジョブネットに対しても実行できます。実行を中止したあと,実行を中止した期間に新しいジョブネットの定義を追加できます。

計画実行登録したルートジョブネットの次回実行予定を中止した場合,次の実行予定が繰り上がって次回実行予定になります。

ルートジョブネットの場合は,複数の実行予定を中止できます。計画実行登録したルートジョブネット下のネストジョブネットまたはジョブは,ルートジョブネットの次回実行予定に対応した実行予定だけが取り消せます。

ルートジョブネットを実行中止した場合,ルートジョブネットやネストジョブネットの一時変更情報は,次の世代に引き継がれます。ネストジョブネットのスケジュールは,ルートジョブネットの次の世代に従って再計算されます。

この操作は,GUIまたはajsplanコマンドで実行できます。GUIでの操作については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.5 ジョブネットやジョブの実行を一時的に中止する」を参照してください。また,コマンドで操作する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsplan」を参照してください。

注※

実行中止時には,次の一時変更操作による情報が次回実行予定世代へ引き継がれます。

ルートジョブネット
  • 保留属性一時変更

  • 遅延監視一時変更

  • 優先順位一時変更

ネストジョブネット
  • 実行中止

  • 日時変更

  • 保留属性一時変更

  • 遅延監視一時変更

  • 優先順位一時変更

ジョブ
  • 実行中止

  • 保留属性一時変更