3.3.3 JP1/AJS3 - Managerのセットアップ
次に,JP1/AJS3 - Managerのセットアップを実施します。ここでは,マネージャーホスト「MAN01」でのJP1/AJS3 - Managerのセットアップで実施することについて説明したあと,実際の手順を説明します。
(1) JP1/AJS3 - Managerのセットアップで実施すること
エージェントホストでジョブを実行させるには,JP1/AJS3 - Managerに実行エージェントを登録する必要があります。このマニュアルでは,JP1/AJS3 - Managerにエージェントホスト「AGT01」を実行エージェントとして登録します。
(2) JP1/AJS3 - Managerのセットアップの手順
JP1/AJS3 - Managerに実行エージェントを登録し,JP1/AJS3 - Managerが実行エージェントにジョブの実行を依頼できるようにします。手順を次に示します。
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コマンドプロンプトを起動する。
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ajsagtaddコマンドを実行する。
ajsagtaddコマンドは,実行エージェントを追加するためのコマンドです。次のとおりに入力して,実行します。
C:\>ajsagtadd -a AGT01 -c 00:00-00:00=5
それぞれの引数および指定内容について説明します。
- -a 実行エージェント名
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追加する実行エージェント名を指定します。ここでは追加する実行エージェントとして「AGT01」を入力します。
- -c 時刻-時刻=ジョブ実行多重度...
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ジョブ実行多重度を指定する時間帯と,その時間帯のジョブ実行多重度を指定します。ジョブ実行多重度とは,同時に実行できるジョブ数のことです。ここでの指定内容は,0時から翌日の0時までエージェントホスト「AGT01」で同時に実行できるジョブ数を5とするということを意味します。
- 注
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このマニュアルではエージェントホスト名を「AGT01」としていますが,使用している環境によってホスト名は異なります。操作中は実際のホスト名に読み替えてください。
ajsagtaddコマンドを実行すると,次のように表示されます。
KNAC1100-I コマンドが正常終了しました
これで,JP1/AJS3 - Managerに実行エージェント「AGT01」が追加されました。
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ajsagtshowコマンドを実行する。
ajsagtshowコマンドは,実行エージェントの情報を出力するためのコマンドです。次のとおりに入力して,実行します。
C:\>ajsagtshow -a AGT01
引数および指定内容について説明します。
- -a 実行エージェント名
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指定した実行エージェントの情報を出力します。ここでは情報を出力する実行エージェントとして「AGT01」を入力します。
ajsagtshowコマンドを実行すると,次のように表示されます。
KNAC1101-I エージェント管理の情報の出力を開始します HOSTNAME:MAN01 AGENT STATUS HOST CON-EXE QUE JOB EVENT DESCRIPTION --------- ------ ---------- ------- ----- ----- ----- -------------- AGT01 Ef AGT01 5 0 0 0 KNAC1102-I エージェント管理の情報の出力を終了します
これで,JP1/AJS3 - Managerに実行エージェント「AGT01」が追加されたことを確認できました。