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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド


2.2.14 プロパティの可視性とは

サービスプロパティでは,プロパティの可視性を指定できます。また,可視性は入力プロパティに指定できます。

サービスプロパティにプロパティの可視性を指定すると,JP1/AOの操作画面でプロパティを表示したり,非表示にしたりできます。プロパティを表示できるJP1/AOの操作画面を次に示します。

例えば,サービスを実行するユーザーが意識する必要のないプロパティを,[サービス実行]ダイアログボックスに表示しないようにできます。

プロパティの可視性は,[サービスの入力プロパティ編集]ダイアログボックスおよび[サービスの入力プロパティ作成]ダイアログボックスで設定できます。プロパティの可視性として,configまたはexecを指定できます。

config

[サービス設定]ダイアログボックスの入力項目として表示したいプロパティに指定してください。

exec

[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスの入力項目として表示したいプロパティに指定してください。

[タスク詳細]ダイアログボックスでサービス実行時に指定したプロパティ値を確認したり,サービス共有プロパティとして定義していると[サービス共有プロパティ]ビューでプロパティ値を設定したりできます。

プロパティの可視性とログインユーザーの権限によって,JP1/AOの各画面にプロパティが表示されます。

表2‒11 [サービス設定]ダイアログボックスでの表示可否

サービスプロパティの種類

可視性

ログインユーザーのロールごとの表示可否

Adminロール,Developロール

Modifyロール

Submitロール

サービス共有プロパティでない場合

config

○ 

○ 

× 

exec

○ 

○ 

× 

サービス共有プロパティの場合

config

○ 

○ 

× 

exec

○ 

○ 

× 

(凡例)

○:表示されます。 ×:表示されません。

表2‒12 [サービス実行]ダイアログボックスでの表示可否

サービスプロパティの種類

可視性

ログインユーザーのロールごとの表示可否

Adminロール,Developロール

Modifyロール

Submitロール

サービス共有プロパティでない場合

config

× 

× 

× 

exec

○ 

○ 

○ 

サービス共有プロパティの場合

config

× 

× 

× 

exec

○ 

○ 

○ 

(凡例)

○:表示されます。 ×:表示されません。

表2‒13 [タスク詳細]ダイアログボックスでの表示可否

サービスプロパティの種類

可視性

ログインユーザーのロールごとの表示可否

Adminロール,Developロール

Modifyロール

Submitロール

サービス共有プロパティでない場合

config

○ 

○ 

× 

exec

○ 

○ 

○ 

サービス共有プロパティの場合

config

○ 

○ 

× 

exec

○ 

○ 

○ 

(凡例)

○:表示されます。 ×:表示されません。

表2‒14 [サービス共有プロパティ]ビューでのプロパティの表示可否

サービスプロパティの種類

可視性

ログインユーザーのロールごとの表示可否

Adminロール,Developロール

Modifyロール

Submitロール

サービス共有プロパティでない場合

config

× 

× 

× 

exec

× 

× 

× 

サービス共有プロパティの場合

config

○ 

× 

× 

exec

○ 

× 

× 

(凡例)

○:表示されます。 ×:表示されません。