Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.3.7 ストレージ情報一覧取得

機能

Hitachi Device Manager Softwareの管理下にある,DPプール情報の一覧をCSV形式でファイルに出力します。

シリアル番号を指定することで,Device Managerの管理下にある,シリアル番号が一致するストレージだけを対象にできます。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・HDvMサーバ

 Device Managerがインストールされているサーバです。

・HDvM CLIサーバ(実行対象サーバ)

 Device Manager CLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによりこのサーバに部品が転送され,実行されます。

利用場面

LUの追加を行う場合に指定する,データ格納先のDPプール情報の一覧をCSV形式のファイルで出力することができます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 10-12以降

【実行対象システム内前提製品】

(1)HDvMサーバに次の製品がセットアップされていること。

 ・Hitachi Device Manager Software 07-00以降

(2)システム内のストレージシステムとして次のどれかがセットアップされていること。

 ・Hitachi Adaptable Modular Storage 2000

 ・Hitachi Universal Storage Platform

 ・Hitachi Virtual Storage Platform

 ・Hitachi Unified Storage 100

 ・Hitachi Unified Storage VM

 ・Hitachi Virtual Storage Platform G1000

【実行対象システム内前提製品の使用条件】

(1)ストレージシステムがHitachi Device Manager Softwareで管理されていること。

(2)ストレージシステムにDPプールが作成済みであること。

【実行対象サーバ内前提製品】

 ・Hitachi Device Manager Software CLI 07-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2003,Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2,Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)

 ・Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

実行権限

(1)Device Managerに接続するユーザーは,次の権限を持つユーザグループに属している必要があります。

 リソースグループとして「All Resources」を割り当てられ,Admin権限またはModify権限を持つユーザグループ。

バージョン

01.13.00

カテゴリ

HCS/HDvM

タスクログに表示される部品の名称

hdvmOutStorageSpec

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

28

異常(取得情報なし) DPプールが一つも存在しない

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

HDvM.cliInstallPath

HDvM CLIのインストールパス

Device Manager CLIのインストールパスを指定します。

− 

入力

○ 

HDvM.httpType

HDvMとの通信プロトコル

HDvMサーバに接続するためのプロトコルをhttpまたはhttpsで指定します。

http

入力

○ 

HDvM.hostName

HDvMサーバのホスト名

HDvMサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスは指定できません。

− 

入力

○ 

HDvM.portNumber

HDvMとの接続ポート番号

HDvMサーバに接続するためのポート番号を指定します。

2001

入力

○ 

HDvM.userName

HDvMに接続するためのユーザーID

HDvMサーバに接続するためのユーザーIDを指定します。

System

入力

○ 

HDvM.password

HDvMに接続するためのパスワード

HDvMサーバに接続するためのパスワードを指定します。

manager

入力

○ 

HDvM.serialNumber

ストレージシステムのシリアル番号

取得対象のストレージシステムのシリアル番号を指定します。

− 

入力

△ 

common.fileName

ファイル名

ファイル名を指定します。

− 

入力

○ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△